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【BELLATOR JAPAN】浅倉カンナがアメリカのケージ女王から一本勝ち

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2019/12/29(日)UP

浅倉のアームロックが極まった瞬間

Bellator / RIZIN FIGHTING FEDERATION
『BELLATOR JAPAN』
2019年12月29日(日)さいたまスーパーアリーナ

▼第13試合 RIZIN提供試合RIZIN 女子MMAルール 5分3R(49.0kg)※肘あり
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸)
一本 3R 0分33秒 ※アームロック
●ジェイミー・ヒンショー(アメリカ/Fit NHBG)

パンチで攻めるヒンショー

 浅倉は幼い頃からレスリングに打ち込み、17歳でMMAデビュー。2017年に開催されたRIZIN女子スーパーアトム級トーナメントに出場し、当時RIZINで無敗を誇ったRENAを絞め落とし一躍ニューヒロインとなった。

 対するジェイミー・ヒンショー(30=アメリカ)は、アメリカの総合格闘技団体King of the Cage(KOTC)の女子アトム級王者。チョークスリーパーを得意とする選手。

ミドルキックを放つ浅倉

 1R、ジャブからインローのヒンショー、浅倉は左ストレートを狙う。打撃の交換から浅倉が低空タックルでテイクダウン。ヒンショーは倒され際に腕十字を狙うが浅倉は外す。脇を差してパスガードを狙う浅倉は上手くヒンショーの脚を越えてマウントを奪う、ヒンショーが反転してバックになると浅倉はチョークを狙う。ヒンショーは顎を引いてディフェンスするが浅倉はパウンドを混ぜつつチョークを狙い続ける。浅倉がグラウンドを支配して1ラウンドを終えた。

 2R、サウスポーの浅倉は時折構えをスイッチしつつ打撃を飛ばす。左ストレートを何度か見せて、同じモーションからタックルの浅倉、しかしヒンショーはしっかり受け止めて対処する。ヒンショーのハイキックをディフェンスし、浅倉は逆に強いミドルを当てると1Rと同じく片足タックルからテイクダウン。ハーフガードからギロチンを狙うヒンショーだが浅倉は外してパウンドからV1アームロック。かなりの角度で腕が曲がっているがヒンショーはタップせず反転して抜け出す。浅倉はすぐに腕十字に切り替え、完全に腕を伸ばすが、ヒンショーの関節は想像以上に柔らかく極まらないまま。ここでラウンド終了のゴングが鳴った。

笑顔で勝ち名乗りを受けた

 3R、すぐにダブルレッグタックルに行く浅倉。ヒンショーもしばらく粘るが浅倉が両脚を引っこ抜くようにしてテイクダウン。一旦立ってパスガードした浅倉は今度はキムラロックを狙う。ヒンショーは取られた腕を股に挟んでディフェンスしつつ下から浅倉の頭にヒザを返す。粘るヒンショーを攻め続け、遂に浅倉が完全にアームロックの形を作る。ヒンショーはしばらく耐えたが最後にはタップアウト。浅倉が盤石の一本勝利を収めた。

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