【RIZIN】大接戦の末、ムサエフが“ピットブル”・フレイレを下し優勝(動画あり)
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.20』
2019年12月31日(火)さいたまスーパーアリーナ
▼第10試合 RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント 決勝
RIZIN MMAトーナメントルール 5分3R(71.0kg)
○トフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン/オリオン・ファイト・クラブ)
判定3-0
●パトリッキー・“ピットブル”・フレイレ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ)
※ムサエフが優勝
1回戦でジョニー・ケースを粉砕したムサエフと、ルイス・グスタボを撃破したフレイレによるトーナメント決勝戦。両者とも優勝候補の一角とされた相手を1Rで粉砕しており、ダメージ皆無の状態で頂点を決める一戦に臨む。
1R、リングの中央にフレイレ、回るのがムサエフ。静かな立ち上がりの中、強烈な右ストレートを見せたのはフレイレ。プレッシャーをかけてから鋭い左ジャブでムサエフのアゴを跳ね上げる。ムサエフはスイッチしながら入るタイミングを図るが、フレイレの回転のいいパンチの前に踏み込み切れない。フレイレの突進に合わせて左フックをヒットさせたムサエフが追撃するも、反対にフレイレの右フックをもらってしまい、ダメージを抱えるもタックルでしのぐ。
2R、ムサエフがバックを取るもフレイレが脱出。離れ際にムサエフのフックがフレイレをとらえる。スタンドに戻ったフレイレが右フックを直撃させると、ムサエフがタックル。両足を抱えられたフレイレが手押し車のような体勢でリングを進み、そのまま場外に転落してしまう。その際にムサエフ陣営がフレイレに触ってしまい、ムサエフにイエローカードのペナルティが与えられる。
再開後に左ミドルをキャッチしたムサエフは再びバックを取り、背後からパウンド。逃げるフレイレをコーナーに押し付け背後から顔面にパンチ。1分近くムサエフが一方的に左のパンチを当て続ける。
3R、ムサエフが左フックをヒットさせ攻め込むが、フレイレも右フックを当て返す。左右フックで押し込んだムサエフに押され、後ろに倒れ込んだフレイレへパウンドを落としたムサエフ。しかし、あえて立たせたムサエフはまたも左右連打でフレイレを直線的に下がらせ、フレイレの顔には疲れとダメージの色が見える。フレイレがタックルからコーナーに押し込んだ体制のまま終了のゴングが鳴り響き、勝敗は判定に委ねられた。
大激闘の判定はジャッジ三者がムサエフを支持。腰にベルトを巻かれたムサエフは喜びを爆発させ、勝利者トロフィーを高々と抱え上げた。
マイクを握ったムサエフは「今日は大統領の誕生日。この勝利をアゼルバイジャンの国と国民に捧げます」と、中継が届いているというアゼルバイジャン全土へ報告。そして「RIZINの関係者、ファンの皆さんに感謝します。日本の皆さん、アゼルバイジャンの皆さんを心から愛しています」と改めて笑顔で勝利の喜びを口にした。
▼19年大晦日、RIZINライト級決勝 ムサエフvsフレイレ
●編集部オススメ
・[準決勝]“ピットブル”・フレイレがグスタボに噛みつき26秒瞬殺KO、ムサエフの待つ決勝へ
・2019年ライト級グランプリを開催、世界各国から16名を選出
・ジェイク・ヒューンが石井慧を圧倒、衝撃の右アッパー一撃でKO勝利
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!