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【RISE】鈴木真彦が良星にTKO勝利で初防衛、連勝を18に伸ばす

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2020/01/13(月)UP

左ヒザを蹴り上げる鈴木

RISEクリエーション
『RISE 136』
2020年1月13日(月・祝)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第9試合) RISEバンタム級(-55kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
○鈴木真彦(山口道場/王者)
TKO 4R 2分49秒 ※タオル投入
●良星(平井道場/同級1位/挑戦者)

 1年半前にバンタム級王座決定トーナメント一回戦で対戦した両者は鈴木が判定勝ち。良星はそれ以来鈴木を追い掛けてきたが、17連勝と破竹の勢いを見せる鈴木はこの初防衛戦を乗り越え、RISE-55kgアジアトーナメントを制し那須川天心へのリベンジを狙う。

 1R、オーソドックスの鈴木は右ストレート、左フックとパンチを回転してサウスポーの良星に迫る。そして右ストレートで良星をとらえる。だが良星は被弾しても動きを止めない。しかし鈴木はさらに右ストレート、左ボディフックと連続して良星をとらえる。右ヒザも突き上げる鈴木は初回から倒しに行っている。良星はハイキックを放つが鈴木はこれをかわし右ストレート、左ボディフック。動きの速い良星だが、鈴木はしっかり見て、蹴りをブロックして右ストレートを当てる。良星のストレートもアームブロックしてもらわない。

 2R、鈴木はこのラウンドも前に出ていく。良星の右ハイキックを受けた鈴木だがすぐ反撃し左フック、右ストレートと当てる。そして右ミドルから左フックと右ストレートで良星をグラつかせる。良星は不敵にガードを下げ打ってこいと挑発するが、ややダメージが見られる。鈴木は左フックから右ストレート、右ロー、右ストレートと攻勢が増してくる。下がりながら左ミドルを放つ良星だが、鈴木を止められない。

 3Rも前に出てくる鈴木に良星は下がらせられながらも応戦。右ハイを放つ良星だが、鈴木は打点の高い右ヒザを放ちながら前に出て左ボディフック、跳びヒザと良星にダウンを迫る。鈴木の右ストレートがかするが、良星はここも不敵な笑みを見せる。そして左クロスで切り込むが、山口はパンチが見えており当てさせない。左フック、右ストレート、顔面へのヒザと鈴木は襲い、良星はこのヒザで右目下をカットする。ドクターチェックが実施され、再開となるも直後にラウンド終了のゴングとなる。

鈴木の右ストレートで仰向けに倒れた良星

 4R、左ミドル、左ローを放つ良星だが、鈴木はプレッシャーを掛けていく。良星が胴回し回転蹴りを放つと、鈴木はこれを当てさせず、逆にバックスピンキックを放ち、右ストレートをヒット。そしてカットを奪ったヒザ蹴りでこのラウンドも良星の顔面を襲う。コーナーに詰め、ヒザとストレートで良星を攻める鈴木。良星はまた傷が開いて来て出血が見られる。残り1分のところで再度のドクターチェックに。
 試合続行。大きなスイングフックを放つ良星だがかわされ、鈴木は右ストレートで打ち抜くと良星は大の字にダウン。陣営からタオルが入り、鈴木が初防衛を成し遂げた。

 勝利した鈴木は「今年初の試合で、RISEも今年最初の試合でしっかりKOで締めれてホッとしてます」と安堵の表情を見せ、「良星選手も勝ち上がってきて気持ちの見えるファイトをしてくれたので、気持ちよく戦うことができました。ありがとうございました」と挑戦者の良星を称え、地元・大阪と東京のファンに感謝を述べると、「今年開催されるトーナメントにバンタム級チャンピオンとして必ず優勝するので、応援に来てパワーをください。今年も1年よろしくお願いします」と優勝を誓い、大会を締めくくった。

※全試合結果はこちら

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