【HEAT】“世界のTK”高阪剛がミルコの弟子に敗北しリベンジ成らず
HEAT事務局・志村道場・日本拳法同心会館
『HEAT46』
2020年1月19日(日)東京・ニューピアホール
▼第7試合 HEAT総合ルールヘビー級ワンマッチ 5分3R
●高阪 剛(ALLIANCE)
TKO 1R 3分23秒 ※脛の負傷
○サシャ・ミリンコヴィッチ(クロアチア/CROCOP TEAM)
高阪はリングスでプロデビューし、UFCにも継続参戦した日本総合格闘界のパイオニア。2000年12月にはエメリヤーエンコ・ヒョードルをTKOで下す快挙を成し遂げ、”世界のTK”の名を世に知らしめた。06年のPRIDEでマーク・ハントにKO負けし、一度は引退を宣言も、15年12月のRIZIN旗揚げ戦でジェームズ・トンプソンにTKO勝利し復活。しかし、17年大晦日のRIZINではミルコ・クロコップに1RTKO負けを喫している。
ミリンコヴィッチはそのミルコ率いるジムのヘビー級ファイター。クロアチアに拠点を移した石井慧も同門で、二人は練習パートナー同士だと言う。ブラジリアン柔術の黒帯でもあり、師匠のミルコとは対照的に寝技を得意とする。戦績は6勝2敗で6勝のうち4つが一本勝ちの高度なフィニッシャーだ。
弟子からの声援の中、ミリンコヴィッチとの打撃戦に応じる高阪だが、リーチの長いミリンコヴィッチのストレートに合わせタックル。テイクダウンは奪えないが、高阪が押し込む形でロープに詰める。離れ際のミリンコヴィッチの左フックをかいくぐり再び高阪がタックル。組みでは高阪が一歩有利に見えたが、ミリンコヴィッチの打撃が効いたか、高阪が左足への片足タックルからズルズルとマットに倒れ込む。
ミリンコヴィッチは足元の高阪へパウンド、鉄槌を落としていくが、その打撃が高阪の後頭部をとらえてしまい一時中断。ミリンコヴィッチへイエローカードが提示される。ここで高阪のダメージの回復を待ったが、この中断の際に高阪の脛の負傷が発覚しレフェリーが試合をストップ。ミリンコヴィッチがTKO勝利を収め、49歳の高阪は再起を果たせず。ミルコへの間接的なリベンジも果たせなかった。
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