【ONE】キンガッドが初参戦のウェイに苦戦、カウンターをしのぎ判定勝利
ONE Championship
『ONE: FIRE & FURY』
2020年1月31日(金)フィリピン・マニラ モール・オブ・アジア・アリーナ
photos by ONE ChampionShip
▼第9試合 フライ級(-61.2kg) 5分3R
○ダニー・キンガッド(フィリピン)
判定3-0
●シェ・ウェイ(中国)
キンガッドはフィリピンのウーシュー(武術太極拳)国内王者。2014年にONEでプロデビューし、8連勝という快挙を成し遂げた。2017年にONEフライ級世界王者アドリアーノ・モラエスに敗れると、その後2019年10月にデメトリアス・ジョンソンに敗れるまで6連勝。その中には和田竜光、若松佑弥、仙三ら日本人ファイターも含まれている。
対するウェイはONEの各国版登竜門大会・ONEヒーローシリーズで勝利を重ね、昨年12月のONEウォーリアーシリーズでも勝利。今回ONE本戦デビューを勝ち取っている。
1R、ウェイの入りに合わせたキンガッドの右ローがウェイの前足をとらえ、早くも効いた様子を見せる。しかし右ミドルをキャッチして放ったウェイの右ストレートがヒット。キンガッドがバランスを崩したところにウェイがタックル。スクランブルから上を取ったキンガッドが一瞬マウントを取るも、ウェイに逃げられ再度スタンドへ。立つとキンガッドのローでウェイは前足にダメージを抱える。
2R、キンガッドがサイドキックでウェイの前足を狙うが、入りに合わせたウェイの左フックのタイミングがいい。組んでケージにキンガッドを押し込むウェイが肩でアゴを跳ね上げるが、展開なくブレイク。ウェイのカウンターを警戒し踏み込み切れないキンガッドは、長距離から踏み込んだ右ロー、左サイドキックでウェイの前足を削る。
3R、徹底したカウンター待ちのウェイにキンガッドからタックルを仕掛けるが、ガブられてウェイが上に。離れてスタンドに戻ったキンガッドがミドルを放つと、ウェイがキャッチしグラウンドへ。ウェイが初めて上を取るが、ここでウェイの頭突きの反則によりスタンドに戻される。
再開後もグラウンドで主導権を握るのはウェイ。スタンドからタックルを仕掛けるキンガッドをウェイがまたもガブるが、ヒザを後頭部に打ち込んでしまい再度注意を受ける。インジャリータイムによる休憩後に再開すると、ウェイが左右フックをヒットさせキンガッドが後退。詰めたウェイとキンガッドがもみ合うまま、終了のゴングを迎えた。
ウェイは天を指さし勝利を確信した様子を見せたが、ジャッジは3者ともキンガッドの勝利を支持。ウェイはONE本戦デビューを勝利で飾れなかった。
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