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【ONE】ペットモラコットが緊急参戦のポンシリを完封、初代フェザー級ムエタイ王者に

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2020/02/08(土)UP

ペットモラコットが緊急参戦のポンシリを圧倒、ONEムエタイ世界王座を奪取した

ONE Championship
『ONE: WARRIOR’S CODE』
2020年2月7日(金)インドネシア・ジャカルタ イストラ・セナヤン
photos by ONE Championship

▼ONEムエタイフェザー級世界王座決定戦
○ペットモラコット・ペッティンティーアカデミー(タイ)
判定3-0
●ポンシリ・PK センチャイムエタイジム(タイ)

 ONEムエタイフェザー級世界王座決定戦とされた一戦。当初ペットモラコットとジャマール・ユスポフが対戦予定だったが、デトリット・サティアンムエタイへ変更。しかしデトリットも欠場となり、急遽3人目の対戦者候補としてポンシリの参戦が決定した。

長いリーチを武器にペットモラコットは右ジャブと左ミドルで距離を保ちポンシリを寄せ付けない

 ペットモラコットはムエタイ二大殿堂のひとつ、ルンピニースタジアムで二階級を制覇した一流戦士。昨年行われたONEフェザー級キックボクシング・ワールド・グランプリに出場し、5月にジョルジオ・ペトロシアンを首相撲とヒザで消耗させ一度は勝利したが、後に首相撲の時間が長いと見なされ裁定が無効試合に変更。7月の再戦でパンチを軸に優位に立ったペトロシアンに敗北した。11月に約1年ぶりとなるムエタイルールでWMC王者のチャーリー・ピータースをヒザ蹴りで圧倒。2RKOで破り改めてその実力の高さを示した。

 対するポンシリはONE初参戦。WMC世界王座、ルンピニー王者に輝いたことがある超一流の戦士だ。初参戦のポンシリがONE世界王座をかっさらうのか、ペットモラコットがONEキャリアの差を見せつけるのか。

 1R、両者ムエタイ特有のどっしりとした構えからジャブ、ローキックを打ち合い様子を見る。サウスポーのペットモラコットは右前蹴りで距離を保つところ、ポンシリが徐々に圧力を強め右ハイ、右ストレートでペットモラコットに迫る。

最後まで前進を続け手数を出したポンシリだったが、ペットモラコットの牙城を崩すことはできなかった

 2R、右ジャブから左ストレート、左ミドルに繋げていくのはペットモラコット。ポンシリも右ミドルを返すが、リーチに勝るペットモラコットが右ジャブからの左テンカオで突き放す。ポンシリは前進し手を出していくが、距離を支配するのはペットモラコット。3Rも変わらずペットモラコットがジャブから左ストレート、左テンカオを突き刺しペースを渡さない。

 4Rに入ると前進するポンシリへ、ペットモラコットはカウンター気味に左ヒジを叩きつける。右ジャブを打たれ続けるも前進を止めないポンシリは、ワンツーから右ミドルで応戦。しかし明確なクリーンヒットを奪えず、残り1分付近からペットモラコットは流しの体勢に入る。5Rには開始直後から流すペットモラコット。前進を止めないポンシリは至近距離で首相撲を狙うもペットモラコットは付き合わず。最後までペットモラコットが距離を保ったまま試合終了のゴングを迎えた。

 判定はジャッジ3者共にペットモラコットを支持。初代ONEムエタイ世界フェザー級王者のベルトはペットモラコットが獲得した。

※全試合結果はこちら

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