【RIZIN】初参戦の井上直樹がガーダムとの接戦を制す
RIZIN FIGHTING FEDERATION
『RIZIN.21』
2020年2月22日(土)静岡・浜松アリーナ
▼第4試合 スぺシャルワンマッチ RIZIN MMAルール 5分3R(61.0kg)※肘あり
●トレント・ガーダム(オーストラリア/Tiger Muay Thai & MMA)
判定3-0
○井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)
昨年8月にRIZIN初出場で敗北を喫したものの、そのレベルの高さとポテンシャルを見せつけたトレント・ガーダムが、RIZINデビュー戦となる井上直樹を迎え撃つ。井上はプロ10戦全勝の快進撃で17年にUFCに参戦するも、フライ級の縮小によりUFCからリリースを受け昨年12月のDEEPで国内戦線へ復帰、北田俊亮に一本勝ちし再起を飾った。DEEP JEWELSストロー級王者・魅津希(みづき)の弟で、姉と共にニューヨークのジムで練習に励む。
1R、オーソドックスの井上に対しサウスポーのガーダム。井上が左ジャブをベースに組み立てると、ガーダムはその打撃に被せるようなフックを放つ。ともに足を使って大きくリングを回りながらインローでプレッシャーをかける。距離が詰まると細かいパンチの連打でガーダムを追い込む井上。井上が打撃で上回っているように見える一方、鼻血が滴るのは井上。テイクダウンに成功した井上だったがバックを取ろうとした瞬間にガーダムがエスケープ。ラウンド終了直前に井上が放ったワンツーの打ち終わりを狙ってガーダムがテイクダウンに成功したところでゴング。
2R、細かく正確なパンチの井上に対し、カウンターを狙っているか大振りのガーダム。リングをサークリングして逃げるガーダムを追う井上。ロープ側で双差しからテイクダウンした井上がガーダムのバックを奪うとバックチョーク。極まったようにも見えたがガーダムがエスケープ。ラウンド残り半分、ガーダムが身体の強さを見せて正対しようとするも足を四の字にロックして逃さない井上。そのまま井上がバックをキープし続けラウンド終了。
3R、試合序盤から変わらぬステップを見せる井上に対し、これまでと違い前に出てプレッシャーをかけるガーダム。残り3分のところでタックルに入った井上だが、ガーダムが切る。サウスポーのガーダムは左ストレートを井上のボディへ集める。直後、ボディへ意識を逸らしたところからワンツーで顔面を狙うガーダムがテクニシャンぶりを見せる。残り1分を切ったところで井上がテイクダウンに成功するも、すぐに立ち上がるガーダム。残り10秒を切って井上の蹴り足を掴んでこかし、追い打ちをかけようとしたガーダムだったがここでゴング。
判定は2ラウンドの内容が影響したか井上に軍配。怒りを露わにした様子でガーダムはすぐさまリングを後にした。
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