【K-1】代打参戦の朝久泰央が王者・林健太から2度のダウン奪取で大金星
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~』
2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ
▼第15試合 スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R
●林健太(日本/FLYSKY GYM)
判定0-3 ※26-30、26-29、26-29
○朝久泰央(日本/朝久道場)
林は2018年12月のK-1ライト級世界最強決定トーナメントで優勝、その勢いをもってK-1 WORLD GPライト級に挑戦。王者の卜部功也を延長判定で破り、第3代ライト級王座を戴冠。昨年8月にはデニス・デミルカプ、11月には金子大輝をKOで撃破し波に乗る。
コロナウイルスの影響により欠場となったジュー・シュアイ(中国)の代打だったキム・フォーク(スウェーデン)も欠場となり、大会開催4日前に白羽の矢が立ったのが朝久。朝久は2018年12月のK-1大阪大会では元Krush王者の安保璃紅に勝利し、現在3連勝中と勢いがあるが、普段は1階級下のスーパー・フェザー級を主戦場としている。
1R、リングの中心に位置する林の周囲を回る朝久がパンチ、左ローと次々に攻撃を繰り出し、左の前蹴りで大きくのけぞった林の側頭部に右フックをたたき込む。距離を詰め始めた林は左右ストレートを打ち込むが、朝久も負けじと手を出し打ち合いの様相を強める。
2R、距離を詰めた林が回転のいいパンチを見せ、ウィービングで頭を振る朝久の頭部を正確に捉える。しかし朝久のフェイントを交えた左二段蹴りが林の頭部を捉え、林は真後ろに倒れるダウン。立ち上がるがダメージの色が濃い林に追撃し、カウンターの右ストレートでさらにダウンを追加する。それでも立ち上がった林は手を出し続け、朝久のハイキックもスウェーで回避。朝久をパンチで押し返し、このラウンドをしのぎ切る。
3R、距離を詰めた林がパンチで朝久に肉薄。パンチの打ち合いに付き合う朝久だが、手数・ヒット数ともに林が上回る。朝久は頭を振り的を絞らせず、手数に勝る林の空振りを誘う。林は最後まで手数を出し続けるもダウンを奪い返せず、判定は大差で朝久の勝利を支持。わずか4日前のオファーで出場した朝久が、王者・林を下す大金星を勝ち取った。
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