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【K-1】武居由樹が長身タイ戦士デンサヤームの距離に苦しむも判定勝利

2020/03/22（日）UP

武居（右）は１R、左フックからボディ連打で追い詰めるが、以降、デンサヤームもペースを握りはじめる

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN～K’FESTA.3～』
2020年3月22日（日）さいたまスーパーアリーナ

▼第17試合　【喧嘩道 Presents】スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
○武居由樹(日本/POWER OF DREAM)
判定3-0　※三者とも30-29
●デンサヤーム・アユタヤファイトジム(タイ/Ayothaya Fight Gym)

デンサヤームのパンチが武居にヒットする

　武居は第2代K-1 WORLD GPスーパー・バンタム級王者の肩書きを持ち、K-1軽量級最強と評されるハードパンチャー。昨年両国大会で参戦した「K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」を全試合KO勝利で制覇するという快挙を成し遂げた。2018年12月、2019年12月と、過去2回タイ人選手と対戦しどちらも判定勝利。初のタイ人KOをこの一戦に懸ける。

　対するデンサヤームは本大会で小澤海斗を撃破したジャオスアヤイと同門であり、100戦以上のキャリアを持つムエタイ戦士。175cmという長身から繰り出される攻撃は脅威だ。

蹴りも多用しデンサヤームを捕まえようとする武居だったが詰め切れなかった

　1R、長身のデンサヤームがいきなり左ハイキックを見せる。至近距離からの離れ際に放った武居の左フックでデンサヤームがぐらつくと、距離を詰めボディにパンチをまとめる。離れるとデンサヤームの左ミドルの距離となるが、武居は飛び込んで右フックをボディへヒット。デンサヤームはパンチの打ち合いには乗らない。

　2R、長距離から左ハイ、左右ストレートを放つデンサヤーム。武居は距離を詰めきれず、顔面へのパンチはヒットするも浅い。

　3R、デンサヤームから距離を詰め左右のストレート、ミドルキックで武居を下がらせる。武居のパンチの距離に留まらず、遠い距離を保つデンサヤームを武居は攻めあぐね、飛び込みながらの右フックは単発になり、デンサヤームは追撃を許さない。最後までデンサヤームがつかんだリズムを崩せないまま試合終了。武居が判定勝利を勝ち取ったが、勝ち名乗りを受ける武居の表情に笑顔なし。またもタイ人ファイターからのKO勝利を果たす事は出来なかった。

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