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【K-1】カリミアンがダウン応酬の激闘の末、“宿敵”愛鷹亮を退け王座防衛(動画あり)

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2020/03/22(日)UP

倒し倒されの激戦の末に王者・カリミアン(右)が勝利。愛鷹は王座奪取ならず

K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K’FESTA.3~』

2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ(メインアリーナ)

▼第18試合 K-1 WORLD GPクルーザー級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○シナ・カリミアン(王者/イラン/POWER OF DREAM)
判定3-0  ※三者とも28-27
●愛鷹亮(挑戦者/日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
※カリミアンが2度目の防衛に成功

 両者は昨年8月、K-1大阪大会のノンタイトル戦で対戦し、愛鷹が右フック一発で衝撃KO勝利。11月にリマッチが組まれ、タイトル戦を行う予定であったが、カリミアンが怪我で欠場となりタイトル戦も消滅した。その後カリミアンは、武居由樹や江川優生を擁する名門パワー・オブ・ドリームに移籍。万全の体勢を整え因縁の防衛戦に臨む。

パンチを繰り出すカリミアン

 1Rは静かな立ち上がり。ジャブのフェイントを続ける愛鷹に、カリミアンはガードを上げ様子見。カリミアンがロー、ヒザなど蹴りを放つと愛鷹が2m以上吹っ飛ぶ。

 愛鷹がジャブから“あの”右スイングフックを出すと、カリミアンのガードの間からヒット。愛鷹が鬼神のごとく右フックを連打すると、何度かヒットしカリミアンはフラつきながら後退。カリミアンが嫌がり続けロープに詰められ、崩れ気味になった所でダウンを取られた。ファイティングポーズを取ったところで、ゴング。

 2R、勢いづいた愛鷹が、右のスイングフックを繰り返す。ヒットしないまでも後退してしまうカリミアン。パンチが止むと、カリミアンはヒザ蹴り連打で応戦し、愛鷹をコーナーまで吹っ飛ばす。

カリミアンのバックハンドブローでダウンする愛鷹

 リング中央に戻り、両者が見合った瞬間、カリミアンのほぼノーモーションの右バックハンドブロー一閃。愛鷹の側頭部にヒットし、愛鷹はダウン、しばらく立ち上がれない。
 立ち上がった愛鷹に、カリミアンはヒザからパンチをヒットさせまくる猛攻。

 少し攻め疲れ気味のカリミアンに、愛鷹が渾身の右フックを放つとヒットし、カリミアンの動きが一瞬止まる。しかしカリミアンのストレート、ヒザ攻撃は止まずほぼ一方的な展開に。愛鷹はラウンド最後までなんとか持ちこたえる。

 3R、愛鷹は若干復活し、ジャブから右フックを放つ。中盤に愛鷹のフックがヒットするも、カリミアンは体勢を整えヒザ攻撃に。ラスト30秒、カリミアンが思い切ったフック連打からヒザ、前蹴りで愛鷹を中に入れさせない。またも一方的状態になるが、愛鷹はクリンチし、ここでゴング。

 互いに1つずつダウンを得るも、ダメージの差でカリミアンが判定勝ち。2度目の防衛に成功した。

 カリミアンはマイクでまず「みなさん、こんばんは、今日ありがとうございました」と日本語で挨拶。さらに「まず自分に対して、これまで一度も諦めなかったことを褒めたいと思います」とコメント。さらに「世界の敵に、王者が戻ってきたぞと伝えたい」と王者としての喜びを表す。最後に「今日はありがとうございました」とまたも日本語で挨拶し、笑顔で締めた。

☆この試合の全結果速報はこちら

▼この試合の動画(ダウンシーンあり)

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