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【Krush】18歳・近藤魁成がベテラン山際からダウンを奪い快勝

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2020/03/28(土)UP

近藤(左)が元Bigbabang王者の山際に勝利

K-1実行委員会
『Krush.112』
2020年3月28日(土)東京・後楽園ホール

▼セミファイナル 第7試合 Krushウェルター級/3分3R・延長1R
○近藤魁成(大成会館)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-27
●山際和希(谷山ジム)

 近藤はK-1甲子園を2017、2018年と優勝し史上初の連覇を達成した18歳。18年3月のデビュー以来プロ無敗だったが、19年6月のKrushで木村“フィリップ”ミノルの持つベルトに挑戦し、1Rにダウンを奪うも逆転KO負けを喫した。8月のK-1ではKO勝利で復活を果たすも、11月のK-1では日本人無敗のジョーダン・ピケオーと戦いKO敗北した。

ヒザを突き刺す近藤

 対する山際は前Bigbangウェルター級王者、初代K-1ウェルター級王座決定トーナメント3位の実績を持つ31歳のベテラン。豪快な右ミドルキックとパンチの威力に定評がある。現在はBigbangとKrushをメインに活躍し、昨年のKrush戦績は1勝1敗。

 1R、序盤、お互い蹴りで探りあうが、中盤以降、近藤が圧力をかけリーチあるパンチで詰めていく。山際の右ローに合わせワンツーを当て山際がバランスを崩す。

 2Rも距離を取ろうとする山際にジリジリ詰めてワンツーからボディへと繋げる近藤。山際が後半、ミドル、ローと蹴りで入り、徐々に押していくが、近藤はパンチのカウンターを狙いパンチを当てていく。

 3Rにも距離をとり蹴りで行く山際だが、左ストレートをカウンターで度々被弾する。終盤、山際は左ミドルキックを連続して当てて行くが、近藤は距離を詰めて右ボディブローからの右フックでダウンを奪う。立ち上がると近藤はパンチをまとめるとすぐに終了のゴング。18歳の近藤がベテラン山際を下した。

 試合後、近藤は「KOできなかったけど、距離とかいろいろ勉強できたのでいい経験になりました。ダウンが取れたので最低限はクリアできました」と振り返った。
 そして「僕YouTubeの個人チャンネル始めたので、面白いことをして格闘技、K-1を広げていくので良かったら見てください」とファンに呼びかけた。

※全試合結果はこちら

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