【Krush】吉岡ビギン圧勝、前王者・晃貴は4度のダウンで満身創痍も立ち上がる意地見せる
K-1実行委員会
『Krush.112』
2020年3月28日(土)東京・後楽園ホール
▼第6試合 Krushバンタム級/3分3R・延長1R
●晃貴(K-1GYM SAGAMI-ONO KREST)
※三者とも23-30
○吉岡ビギン(teamALL-WIN)
晃貴は武尊の背中を追いかけて上京。2018年6月から4連勝でたKrushバンタム級のタイトルを獲得し、昨年の6月には念願のK-1の大舞台に出場した。しかし、1回戦でアルメニアの強豪であるサンベル・ピケオーにダウンを奪われて敗戦し、11月のKrushの防衛戦では佐々木洵樹に敗れて王座から陥落した。今回は復活をかけてリングに上がる。
対する吉岡はK-1スーパー・ライト級王者・安保と同門の期待の新鋭。プロ戦績は11戦8勝1敗2分で、Krush初参戦となった昨年11月の大阪大会では、連勝中で波に乗っていた蒼士と延長までの熱戦を繰り広げて判定勝利した。
1R、前に出てプレッシャーを掛けんとする吉岡を、晃貴は兄貴分の武尊を彷彿とさせる左インローで押さえる。そこから逆に出て行かんとした晃貴だが、吉岡がこれを右ストレート、ハイキックにローキックと放って止める。そしてミドルと判別しづらい左三日月蹴りでわき腹をとらえ、晃貴はやや時間を置いてダウンする。
立ち上がった晃貴に向かう吉岡だが晃貴の蹴りがローブローとなってしまい、インターバルで中断に。しかし吉岡は再開しても勢いを失わず、前蹴りと三日月蹴りで連続してボディを襲い、晃貴を再びダウンさせる。
ボディの効き具合にKOかと思われたが、その後の攻めは辛くも晃貴がしのいで1Rが終る。
2R、ボディが効いて右腕のガードが落ちている晃貴だが、吉岡に連続で右ローを打ち込みこれを効かせる。しかし吉岡はそこへ右ストレートを決め、晃貴に3度目となるダウンを与える。
晃貴は立ち上がると右ローで攻めるが、吉岡も同じく右ローを返す。晃貴はローだけでなく脚へのヒザ蹴りも見せ、吉岡は脚が紫に変色している。
最終3R、晃貴は右ロー主体で攻めるが、そこを再び吉岡が右ストレートがとらえてこの試合4度目となるダウン。
晃貴は立ち上がるもダメージが残っており足がフラつく。しかし晃貴は逆転KOを狙い、右ストレート、左フックとパンチを振るい、ローも蹴りつける。しかし吉岡はよく見えており、攻撃をガードして左ハイキックを放って終了。
判定は三者とも3-0で吉岡。前Krush王者の晃貴から4度のダウンを奪う強さを見せた。
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