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【Road to ONE】緑川創が判定勝利も17歳・西川大和が健闘

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2020/04/17(金)UP

強烈なパンチをヒットさせる緑川(右)(C)Road to ONE Executive Committee

Road to ONE 実行委員会
『Road to ONE:2nd sponsored by ABEMA』
2020年4月17日(金)都内某所(無観客のため会場名非公開)

▼第5試合 セミファイナル Road to ONE ムエタイ72.5kg契約3分3R
〇緑川 創(Monster Guns)
判定3-0
●西川大和(西川道場)

右ローを当てる緑川(C)Road to ONE Executive Committee

 緑川は2度のラジャダムナン王座に挑んだ大ベテランの33歳。大して西川はまだ17歳。しかし、小さい頃からMMA(総合格闘技)の世界チャンピオンになることを目標に、10kgの重りをつけて小学校に通ったり、裸足での生活をしていたことが人気テレビ番組「探偵ナイトスクープ」で紹介され話題を呼んだ。元リングスの山本喧一が主催する大会「PFC」のライト級タイトルを獲得し、その後は韓国のMMAイベント『TOP FC』を主戦場に活躍している。ムエタイルールで緑川にどう立ち向かうか。

前蹴りを繰り出す西川(C)Road to ONE Executive Committee

 1R、サウスポーの西川はオーソドックスにもスイッチして積極的に攻撃を繰り出すが、緑川は動ぜず右ローでとらえていく。緑川は右ボディフック、左フックと攻撃を散らす。西川も後ろ回し蹴りを見せるが、やはり緑川は動じない。ローに合わせた右ショートストレートで西川を倒すが、これはスリップの裁定。
 緑川はパンチを警戒しながら右ローを入れて西川を追う。ローを中心に左右ボディも織り交ぜる緑川。

(C)Road to ONE Executive Committee

 2R、前に出てプレッシャーを掛ける緑川だが、西川も前蹴りを放ち、サークリングでこの圧から逃れんとする。緑川のパンチに合わせカウンターのストレートを放つ西川だがとらえられず、緑川は右ロー、ボディストレートと削っていく。緑川は右ローをさらに蹴り溜め西川を追う。ラウンド後半、ローが効いている西川はステップが鈍ってくる。

(C)Road to ONE Executive Committee

 3R、西川は後ろ回し蹴り、ワンツーと振るうが緑川は下がらない。西川に右ローを連打で叩き込む。だが西川も右ローを返す。緑川が接近せんとすると西川はアッパー、フックと振るい緑川を遠ざける。緑川は右ボディストレートを打ち込み、右ヒジ、左フックと迫るが西川は応戦する。緑川の右ヒジにもダウンを喫することなく試合を終える。

 判定は3-0で緑川が勝利するも、西川の健闘が光る一戦となった。

※全試合結果はこちら

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