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【UFC】ピョートル・ヤン、アルドを粉砕しバンタム級新王者に

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2020/07/12(日)UP

WME-IMG
『UFC 251』
2020年7月12日(日・日本時間)アラブ首長国連邦アブダビ・UFCファイトアイランド

▼バンタム級タイトルマッチ
〇ピョートル・ヤン(ロシア)
TKO 5R 3分24秒
●ジョゼ・アルド(ブラジル)

バンタム級新王者となったヤン(写真は18年6月、石原夜叉坊戦)(Photo by Jeff Bottari/Zuffa LLC/Zuffa LLC via Getty Images)

 王者セフードが引退によりタイトルを返上。元フェザー級の絶対王者アルドと、6連勝と勢いに乗るロシアの強打者ヤンが王座を争う。アルドは勝てばフェザー級との2階級制覇となる。

 1R、両者オーソドックスでジャブを突く。右クロスでヤンがとらえれば、アルドもローキックでヤンをコカす。ハイキックも度々放つヤン。ラウンド終盤、アルドがタックルで出るが、ヤンはこれを切ってパウンド。ボディへの一撃で、アルドは苦悶の表情に。しかしここはしのいで初回を終える。

 2R、アルドが右ローを当てていくとヤンはサウスポーに構えを変える。アルドは重心を後ろにした構えで右ミドル、右ストレート、右ボディストレートと攻め、左ボディも繰り出す。ヤンはローが気になるか、前に出る圧力が減る。

アルドに強烈なパンチを当てていくヤン(@ufc_jpより

 3R、依然サウスポーに構えるヤンにアルドはボディストレートを伸ばして効かせ、さらに左ボディフックも打ち込む。攻勢となったアルドはアッパー、ヒザも繰り出す。しかしラウンド後半はヤンがボディストレート、アルドの左ボディを受けた直後の右フックと反撃する。

 4R、両者近距離でプッシングと打撃で攻防を展開。しかし中盤以降、アルドに消耗が目立ち、ヤンがジワジワと前に出て押していく。背を見せるように回る場面もあるアルド。右ジャブ、左アッパー、右アッパーと当てていくヤン。アルドの足を刈ってヤンが倒し、ボディも忘れずパウンドを振り下ろす。

 5R、ヤンは右から左のワンツーを効かせ、さらに左のボディショット、左アッパーを追撃してダウンさせ、ハーフガードのアルドにパウンドをまとめる。アルドが四つん這いとなっても鉄槌とパンチの嵐で、そのまま攻撃をまとめレフェリーストップを呼び込んだ。

 試合後、ヤンはやはりアルドのローが効いていたことを明かし、王座奪取とともに最近父となった喜びを語った。

※その他試合結果はこちら

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