【RISE】女王・紅絹が、元ボクシング世界王者の山本にパンチでも上回り完勝
RISEクリエーション
『RISE 140』
2020年7月19日(日)東京・後楽園ホール
▼第5試合 SuperFight! -47.3kg契約 3分3R延長1R
○紅絹(NEXT LEVEL渋谷/初代RISE QUEENアトム級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-27
●山本ユノカ(Kick Box/元WBA女子世界ライトミニマム王者、元OPBF女子東洋太平洋フライ級王者)
紅絹はキャリア50戦を超える大ベテラン。卓越した試合運びを武器に、昨年7月に那須川梨々を破りアトム級王座を獲得。今年2月に最強の挑戦者・平岡琴を挑戦者に迎え、ダウン応酬の激闘に競り勝ち初防衛に成功した。
対する山本は古川夢乃歌のリングネームでボクシングのリングに上がり、16年8月にWBA女子世界ライトミニマム級王座を獲得する華々しい活躍を見せた。その後キックボクシングに転向し、昨年11月にジャパンキックのリングでデビュー。初戦を判定勝利で飾り、プロ3戦目でいきなりRISE QUEENに挑む。紅絹は59戦目。
サウスポーの紅絹と、オーソドックスの山本。1R、紅絹がプレッシャーをかけながらローから右フック。山本はガードを高く上げサークリング、リーチの長い左右フックを繰り出す。山本のボディー攻めに紅絹の顔面へのパンチは空を斬る。右ローも出す山本に、ついに紅絹の右フックが当たる。ラストは紅絹がボディへのフックからローを当てる。
2R、山本が重心を後ろ足にかけ、左右のローを繰り出す。紅絹が踏み込んで懐へ入ると左右フックをヒットさせる。紅絹のパンチが当たり始める。紅絹がオーソドックスに構えを変え、前蹴り、ローから中に入りパンチを繰り出す。紅絹の右インローのヒットが目立つ。山本が長い距離からパンチの手数を増やすが、紅絹はかわす。パンチが見えてきたか。
3R、サウスポーに戻した紅絹がステップを踏み始める。バックステップを繰り返したが、いきなり踏み込んでの左フックをヒットさせる紅絹。山本が意を決したか、武器であるパンチでのショートレンジの打ち合いに応じる。紅絹が両手を広げ挑発。紅絹が山本の打ち終わりに右フックをヒットさせるがパンチでも紅絹が優勢か。最後は接近では殴り合いを演じた。
ジャッジは30-29紅絹、30-28紅絹、30-27紅絹と、女王・紅絹が完勝を果たした。
マイクで紅絹は「王者として恥ずかしい内容になってしまったので、言うことは何もない。相手のユノカ選手、元ボクシングの選手だけあって、ジャブがすごくうまかったです」と山本を称えた。
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