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【Krush】元王者・晃貴、圧力と猛烈ラッシュで接戦制す

2020/07/21（火）UP

パンチで前に出ていく晃貴

K-1実行委員会
『Krush.115』
2020年7月21日（火）東京・後楽園ホール

▼第4試合　-54kg契約　3分3R・延長1R
◯晃貴（K-1GYM SAGAMI-ONO KREST/元Krushバンタム級王者）
延長判定3-0　※三者とも10-8
●黒田斗真（K-1ジム心斎橋チームレパード）
※本戦判定1-1（28-29、29-28、28-28）

　晃貴は、武尊と同じ鳥取県出身で元Krushバンタム級王者。武尊と同じくガンガン前に出るスタイルを武器にしている。現在3連敗中で、この試合に復活をかける。本来は、松本日向と対戦する予定であったが、松本がドクターストップとなり、今回は代わって参戦が決まった黒田斗真と対戦する。

　1R、黒田がサウスポー。晃貴の前進に対して、黒田がワンツーを打ち込み、左の飛びヒザも繰り出す。じりじり圧力をかける晃貴は、右ミドルを放っていく。黒田がパンチのコンビネーションやバックブロー、左ハイなどのバリエーションを見せ、好印象。

　2R、右ジャブで牽制する黒田。晃貴はガードをしっかり固めて右ローを蹴り込んでいく。黒田は、左ハイキックからコーナーに詰めて、パンチの連打。それを凌いだ晃貴は、前に出続けて右ストレート、終盤には、さらに距離を詰めて右フックを当てる。

　3R、前進する晃貴は、ワンツーを振るっていく。黒田は、接近すると掴んでしまい、警告が与えられる。さらに、イエローカードで減点1が与えられる。口が空いてしまう黒田に、晃貴がパンチでガンガン前に出ていく。積極性と圧力で晃貴が好印象を残した。
　本戦が終了し、判定は28-29（黒田）、29-28（晃貴）、28-28（ドロー）で1-1。延長戦に突入した。

　延長R、ガンガン前進していく晃貴に、黒田が左ミドルを繰り出す。黒田が、前手で距離を測り、強烈な左ローを繰り出し、晃貴がバランスを崩す。それでも前進を止めない晃貴に、黒田は掴んでしまいホールディングに対して注意が与えられ、3回目の注意でイエローカード。減点1となってしまう。終盤には、両者の右フックが交錯したところでゴング。判定で晃貴が復活の勝利を果たした。