【DEEP】KINGレイナ、初のキックルールも判定辛勝
DEEP事務局
『skyticket presents DEEP 95 IMPACT』
2020年8月23日(日)東京・ニューピアホール
▼第7試合 DEEP JEWELS KICKルール 63kg以下 3分3R
〇KINGレイナ(K-Clann)
判定2−1 ※29-28、28-29、29-28
●熊谷麻理奈(WSRフェアテックス札幌)
レイナは女子重量級で2016年にプロデビューし、DEEP JEWELSやRIZINで破竹の7連勝。しかし、2017年12月のRIZINで初黒星を喫し、階級変更を決意した。フェザー級を経て昨年10月のDEEP JEWELSに63kg契約で出場予定だったが、前日計量で体重超過により失格という失態を犯した。
今年2月にはフェザー級(66.3kg)戦で復帰し、パウンドによる1R TKO勝利で復活をアピールした。これまでシュートボクシングに参戦したことはあったが、キックボクシングルールは今回が初めてとなる。
対する熊谷は、全日本ボクシング選手権2012準優勝の実績を持ち、キックボクサーとしてもJ-GIRLSやBOUTなどのリングで活躍。174cmの長身から繰り出す変則的なアッパーを武器とする。さらにMMAやラウェイにも参戦経験を持つ。
1R、長身の熊谷は前蹴り、ミドル、ヒザと入れ、レイナがパンチを振るってきても首相撲でとらえてヒザを突き刺す。ジャブとストレートでレイナを懐に入れず展開する熊谷。しかしレイナはラウンド終盤、左フックと右ストレートを連打で繋ぎ、熊谷を下がらせる。
2R、熊谷は左右ストレートから飛びヒザを見せる。その後は距離を保ち、レイナがパンチを振るってきても首相撲で押さえて攻撃を封じる。レイナはラウンド後半、熊谷に金網を背負わせ左右フックを振るうが、これも連続でのヒットは上げられない。
3R、熊谷はリーチを活かし、ジャブや入ってきたところへのストレート、ヒザ蹴りと間合いを保って試合を進める。ローから左フック、右ストレートを繋いで攻めるレイナだが、クリンチの直後、横を向いてしまったところを熊谷の右ハイキックがとらえる。消耗がうかがえるレイナに熊谷は左右のストレートをヒット。だが、ラウンド最後は熊谷を金網に詰め、レイナが連打を浴びせて終える。
判定は29−28(レイナ)、29−28(熊谷)、29−28(レイナ)の2−1でレイナ。苦しんだが、初のキックルール戦で勝利した。
勝利したレイナは「コロナの中、たくさんの応援来て頂いてありがとうございます。初めてのキックボクシングルールをやってみて、打撃に苦手意識があって攻めきれなくてすみません。もっともっと成長できるように頑張ります」と感謝を述べたが笑顔は見られなかった。
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