【K-1】卜部功也、篠原悠人にテクニックで競り勝つ、50勝目マークし「65kgでベルトを狙う」
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1秋の大阪決戦~』
2020年9月22日(火・祝)エディオンアリーナ大阪
▼第8試合 スーパーファイト/-63.5kg契約/3分3R・延長1R
◯卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
延長判定 3-0 ※10-9
●篠原悠人(DURGA)
※本戦判定は28-26、28-28、27-27(1者が卜部を支持)
卜部は2019年3月にK-1ライト級王座の防衛戦で、林健太の挑戦を受けるも延長判定で敗れ王座陥落。続く7月のKrushでは日本vs中国・全面対抗戦の大将に選ばれるが、ジュー・シュアイにまさかの1RKO負けを喫して連敗。今回は、実に約1年2カ月ぶりの復帰となる。この試合で、60戦目となる卜部は、復活なるか。
篠原は18年12月のK-1大阪大会から階級を落とし、ライト級世界最強決定トーナメント1回戦でゴンナパー・ウィラサクレックをKOする番狂わせを起こした。今年6月にはKrushライト級タイトルマッチで王者ゴンナパーに挑むも、判定で敗れてKrush二階級制覇はならず。今回は地元大阪で強敵との対戦を迎える。
1R、卜部がサウスポーで右ローを放つと、篠原は左ローを返す。距離を取る篠原に、卜部が左ミドル。篠原は右ローを必ず蹴り返す。じりじり前進する卜部に、篠原は右ストレートをヒットさせる。
2R、卜部がワンツーの左をクリーンヒットさせ、ダウンを奪う。さらに、パンチをまとめていく卜部に、篠原は右ハイキックを放つ。卜部が更に左ストレートをヒットさせ、パンチで追い討ちをかけるが、篠原の左フックで対抗する。右のジャブを何度も放つ卜部。
3R、篠原が、序盤にワンツーでダウンを奪う。左右のフックで前に出て、左ミドルを放つ卜部に、篠原はカウンターの左フックを合わせていく。卜部の強烈な左ミドルキックがボディにヒットさせる。篠原は右フックで対抗するが、卜部が左のボディフックを2度ヒットさせて、追い詰める。
終盤にボディを効かせて、見せる場面を作った卜部だが、ジャッジは2者がドローの裁定。延長戦に突入する。
延長R、左ミドルから入った卜部に対して、篠原は右のロングフックを見舞う。卜部は、ジャブを連続で放ち、左ミドルまで繋げる。篠原は遠い距離からの右ストレートを狙っていく。残り1分、篠原は右フックを狙うが、卜部はうまく交わして左ジャブ、ミドルを当てていった。ジャッジは、三者とも卜部を支持して判定勝利し、復活の勝利を挙げた。
勝利した卜部は「今回の勝利で50勝目になります。ここまで支えていただいた皆さんに感謝です。ジムもオープンして会員も応援に来てくれています。子供も居て、ジムもやって背負うものがあるが、それが力になっていて力を貰っています」とコメント。さらに、「65kgでベルトを狙いたいと思っている」と3階級制覇に向けての目標を語った。
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