【RISE】百花がスピードパンチで空道王者・大倉萌を退け勝利、T準決勝へ
RISEクリエーション
『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Yokohama』
2020年10月11日(日)神奈川・ぴあアリーナMM
▼第8試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020一回戦② 3分3R延長1R
○百花(魁塾/NJKFミネルヴァ日本アトム級王者)
延長判定2-1 ※10-9×2、9-10
●大倉萌(大道塾吉祥寺支部/2017年北斗旗全日本空道体力別選手権大会 女子-215クラス優勝)
百花は30戦以上の戦績を持ち、ガムシャラに前へ出て打ち合いを挑むことから“浪速の喧嘩小町”の異名を取る。昨年3月のRISE QUEENアトム級王座決定トーナメントでは紅絹に判定負け。同年9月には平岡琴との延長戦の末に惜敗した。今年2月には、自身が保持するNJKFミネルヴァ日本アトム級王座防衛に成功している。
対する大倉は10歳から大道塾・空道を学び、2017年には『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』女子215以下クラスで優勝。今年1月のキック初戦では相手の顔面から出血させる強烈なTKO勝利でデビューした。ハーフデッドリフト300kg、ベンチプレス100kgを超える男子顔負けのパワーで、王者クラスをなぎ倒し優勝を狙う。
1R、互いにオーソドックスの両者。重心を落としステップ主体の百花に、アップライトのムエタイスタイルで構える大倉。ミドル、ローと蹴りの先手を打ってくる大倉を、落ち着いてさばく百花。大倉がよく伸びる前蹴りで百花をコーナーまで飛ばす。
2R、百花が得意のスピードを生かし、ステップインしてはストレートの連打。大倉が様子を見ながら単発のミドル・前蹴りを的確に当ててゆく。入ってくる百花に向かって右ミドルを連打の大倉。百花がパンチ連打の終わりにローを打つと、大倉が即座に返し重そうなローキックの音が響く。
3R、変わらず右ミドル、ローで削る大倉。百花のローに必ず大倉が重そうなローを入れるのが印象的。中盤、百花のストレートが大倉の顔面をとらえる。連打まで詰める百花。飛び込んでのパンチ連打に勝機をかける百花は、何度も入りにゆく。
大倉はフックやローなど返すも後手に周り気味か。最後は百花がフックの連打を振るってゴング。
ジャッジは30-29百花、29-29ドロー、30-29大倉と三者三様のドローとなり、延長へ。
延長R、百花の右眉が腫れている。百花が前に詰めてはパンチを振るうが、大倉はガードし離れては右ミドル、ローと蹴り分けヒットさせる。大倉が前蹴り、ミドルと蹴りに徹底し中に入れさせない。百花は蹴り終わりを狙いパンチ連打。大倉は百花のパンチにはクリンチで対応し、パンチはほぼ出さず。
ラスト30秒、百花がパンチを振るって前に出続けると右ストレートがヒット。最後は大倉もパンチの打ち合いに付き合いゴング。
判定は2-1で百花。スプリット判定で百花が粘る大倉を突き放し、準決勝へ駒を進めた。
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