【RISE】女王・寺山日葵が顔を腫らす死闘、延長戦で激戦制す
RISEクリエーション
『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Yokohama』
2020年10月11日(日)神奈川・ぴあアリーナMM
▼第10試合 RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020一回戦④ 3分3R延長1R
●erika♡(30=SHINE沖縄)
延長判定0-3 ※三者とも9-10
○寺山日葵(19=TEAM TEPPEN/RISE QUEENミニフライ級王者)
寺山は19年9月に初代RISE QUEENミニフライ級王座を獲得すると、同年11月にはRISE QUEENアトム級王者・紅絹との女王対決にも勝利。今年1月にはスック・ワンキントーン女子ミニフライ級王者・KOKOZとの王者対決も制し現在5連勝中。RISEが誇る女王として存在感を増している。
対するerika♡は5戦5勝(2KO)の戦績を誇る沖縄のホープ。3人の子を持つシングルマザーでもある。強烈なパンチとヒザ蹴りを得意とし、決して引かないタフな試合運びが持ち味。今年8月のレベルスでは平岡琴を圧倒し、3-0の判定勝利をもぎ取る大金星でトップ戦線に名乗りを上げた。
1R、サウスポーのerikaが、ゴングと同時にストレートを繰り出しつつ突進する。寺山も下がらず迎え撃ち、フックからヒザ蹴り、距離が出ると前蹴りを繰り出す。しかしerikaの怒濤の突進ぶりに、寺山も蹴りが出しにくいのか、フックを合わせようとし始める。しかし寺山のフックやバックハンドをもらっても、3分間勢いを止めず突き進むerika。
2Rもゴングと同時にerikaが突進、左ストレートをヒットさせる。寺山はガードしフックやヒザで応戦するも、さらに左ストレートを被弾する。寺山の右目下が腫れてきており、ドクターチェックに。左ストレートの影響か、接近戦でのバッティングか。
再開するも、またもerikaの左ロングフックが当たる。寺山も蹴りを出さず、パンチで勝負し続ける。なおも被弾上等で突き進み続けるerika。
3R、ゴングと同時に今度は寺山も前に出る。吹っ切れたのか寺山も意地で前に出て、ストレート、ローをヒットさせる。中盤、寺山が得意の前蹴りでerikaを吹っ飛ばす。erikaは打ち疲れたか、動きが少しスローになるも、寺山も消耗したか、手数が出ない。
最後1分は寺山がヒザを入れるとerikaも負けじとヒザを、追撃でerikaがパンチをヒット。ラストまで互いに息も継がない打ち合いを続け、ゴング。
判定は29-28で1者が寺山を取るも、2者が29-29のドローで、延長戦へ。
延長R、寺山はヒットアンドアウェイで、ストレート、前蹴りを入れる。erikaの戦法は変わらず、前に出てフックを振るう。寺山は被弾するもerikaが徐々にスタミナが落ちる。そこに寺山のストレート、前蹴りが入る。
ラスト1分、それでもerikaの詰めてのパンチに寺山はパンチからヒザ蹴りで応戦。
やや寺山がペースを掴んだか、延長戦は3-0で寺山。延長ラウンドに、的確性で勝った寺山が準決勝へ駒を進めた。
これで『RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020』の準決勝者が出揃い、紅絹vs百花、sasori vs寺山日葵となった。
4人はリングへ上がり、マイクアピール。寺山は青く腫らせた右目で「嫌になっちゃいますね本当に。このままだとsasori選手に負けてしまうので、3週間後しっかり仕上げて次こそは圧倒的な試合を見せられるよう、そして優勝した姿を見せられるよう仕上げます」とコメント。
sasoriはいつもの通訳を通じ「次はきっちり倒してリベンジしたいです。今日も絶好調・中畑清でした」と寺山へのリベンジを狙う。
次戦、準決勝と決勝は、11月1日(日)『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』(エディオンアリーナ大阪)にて行われる。
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