【RISE】海人がハイキックでペース引き寄せ、緑川創を僅差判定で下す
RISEクリエーション
『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Yokohama』
2020年10月11日(日)神奈川・ぴあアリーナMM
▼第11試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
○海人(TEAM F.O.D/S-cup2018世界王者、SB日本スーパーライト級王者)
判定2-0 ※30-29×2、30-30
●緑川 創(RIKIX/同級2位、WKBA世界スーパーウェルター王者、第8代新日本キックボクシング協会ウェルター級王者)
海人は押しも押されぬシュートボクシングの絶対的エース。2018年11月のS-cup65kg級世界トーナメントでは全試合をKO勝利し優勝を果たした。昨年はRISEミドル級王者イ・ソンヒョン、RISEウェルター級王者”ブラックパンサー”ベイノアとRISE王者を連続撃破。今年2月にはピンペットに判定負けを喫したが、8月のRIZINで階級上のロクク・ダリに判定勝利を収めている。
対する緑川は新日本キックボクシング協会の重量級エースとして長く君臨し、国内外の強豪と激闘を繰り広げてきた。昨年4月にはWKBA世界スーパーウェルター王座を獲得。今年7月にはベイノアから2度のダウンを奪う圧勝でRISE初参戦を勝利で飾っている。今年1月にはこれまで所属していた目黒藤本ジムが閉鎖。自らのチーム設立を経て、6月から小野寺力が率いる『RIKIX』で活動を開始している。
1R、緑川が重い右ローからワンツーで様子を見ると、海人は長身から打ち下ろす左ジャブ、左ローをコツコツヒットさせる。海人の左ジャブに緑川がかぶせる右フックを合わせ、海人は右カーフキックから右ストレートをヒット。カモンジェスチャーで緑川を挑発する余裕を見せる。
2R、左ジャブで踏み込む緑川へ、海人は右カーフキックを合わせる。緑川は左ボディから右ストレートと回転のいいパンチを見せると、受ける海人は顔面へヒザを突き上げる。緑川は距離を詰め、左右ボディから顔面へ返すコンビネーション。海人は左右のカーフキックを積み重ね、緑川が体をひねって避けるシーンも見られる。
3R、緑川が左前蹴りから大きな右フックでプレッシャーをかけると、海人が狙ったかのような右ハイキックでペースを引き寄せる。パンチ連打の打ち終わりに顔面へヒザを突き上げる海人へ、緑川は左ボディから右ストレート、右フックとパンチ攻勢で応戦。
ラスト30秒はリング中央で打ち合いを見せ、海人は右ストレート、緑川は左フックから右ストレートを当て一歩も譲らず。両者最後まで打ち合う姿勢のまま試合終了のゴングを迎えた。
ジャッジは1名がドローにつけるも、残り2名が1点差で海人を支持。両者一歩も譲らない展開の中、3Rのハイキックを印象づけた海人が僅差判定を勝ち取った。
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