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【RISE】有井渚海が左フックで寺山遼冴に僅差判定勝利、再戦制す

2020/11/01（日）UP

有井（左）が寺山（右）との再戦を制した

RISEクリエーション
『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』
2020年11月1日（日）エディオンアリーナ大阪

▼第1試合スーパーフライ級(-53kg) 3 分 3R
●寺山遼冴（TEAM TEPPEN/DEEP☆KICK -53kg 王者）
判定0-2　※29-30、29-29、29-30
○有井渚海（及川道場/K-2GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝）

有井の左のパンチがヒット

　寺山は現RISE QUEENライトフライ級王者・寺山日葵の実弟。今年9月にDEEP☆KICK-53kg王座決定トーナメントを制しベルトを巻いたばかり。対する有井はK-2GRAND PRIX 2019軽軽量級優勝、JAPAN CUP2018-58㎏優勝といった実績を誇る新空手イチオシファイター。両者は昨年12月の『Stand upキックボクシングvol.1』で対戦し、一進一退の攻防の末ドロー。今回が決着戦となる。

　1R、サウスポーの寺山へ、有井が強烈な右ミドルで先制。ジリジリとプレッシャーをかける有井に対し、寺山は左右ローで応戦する。距離を詰めた寺山が左ストレートを上下に散らすと、有井もロープを背負う寺山へ右ストレートをヒット。両者パンチのカウンターを狙いあう緊張感が漂う。

パンチを交換する両者

　2R、有井の右ミドルへ、左ストレートをカウンターであわせる寺山。寺山が細かい右ローから左ストレートを見せると、有井は右ミドル、長い右ストレートの長距離砲で応戦する。至近距離でのパンチの交換も見える中、有井が前蹴りから右バックハンドブローでリズムを変化。寺山の左ストレートに合わせたカウンターの左フックをヒットさせ始める。

　3R、有井が左ジャブ、右ミドルで前進しプレッシャーを強める。バックハンドブローを見せるが、ヒジが当たりそうになり注意を受ける。有井のパンチのコンビ―ネーションに打ち合いで応じ、左ストレートを伸ばす寺山。有井のジャブがよく当たり、寺山が鼻血を見せる。有井は打ち合いの中で放つ左フックをカウンターでヒット。終了直後には寺山の左ストレートが有井の顔面を2回とらえたところで、試合終了のゴングを迎えた。