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【RISE】中野椋太が左フックでダウン奪取、山口裕人との打ち合い制し判定勝利

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2020/11/01(日)UP

リーチの長いキックを当てる中野

RISEクリエーション
『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』
2020年11月1日(日)エディオンアリーナ大阪

▼第3試合 ウェルター級(-67.5kg) 3 分 3R 延長 1R
○中野椋太(誠至会/同級5位、NJKF ウェルター級王者、S1 ジャパン 65kg 級王者)
判定2-0 ※29-28、28-28、30-28
●山口裕人(山口道場/WPMF 世界スーパーライト級暫定王者、元WBCムエタイ日本統一同級王者)

 中野は2018年12月にNJKFウェルター級の王座を獲得。昨年11月に行われたS1ジャパントーナメント決勝戦では同じNJKFの王者である畠山隼人をパンチ連打で沈めトーナメント制覇。蹴拳、NJKFに続く三冠目であるS1ジャパンのベルトを腰に巻いている。

 対する山口は勝っても負けてもKO決着の激闘派ファイター。KNOCK OUT、シュートボクシング、ホーストカップ、イノベーションなど各地のリングで豪快なパンチを振るう。今年7月にはネット中継となった『RISE on ABEMA』で松本芳道にKO勝利し、RISE初白星を挙げている。

緊張感ある打撃戦が繰り広げられた

 1R、開始早々に強烈な右ストレートをヒットさせたのは山口。積極的に手を出す山口へ、中野も左フック、右ミドルで応戦。誠至会らしいバックスピンキックでけん制すると、山口もお返しとばかりにバックスピンキックをボディへたたき込む。
 リーチに勝る中野の左ジャブへ、山口は右のオーバーハンドフックのカウンター。重い打撃音が響く中、両者明確なクリーンヒットを許さない緊張感のある展開が続く。

 2R、中野がリーチの長い蹴りを増やし、左右ハイキックでプレッシャーをかける。山口は上体を柔らかく使いスウェー。打ち終わりに右オーバーハンドをヒットさせ、中野をぐらつかせる。しかし中野も山口の右フックの打ち終わりに左フックをヒット。距離を詰める山口は左インローから左右フックと、攻撃を上下に散らす上手さを見せる。

勝利し笑みを浮かべた中野(右)と、悔しい表情の山口(左)

 3R、山口がワンツーで距離を詰め、後退する中野へ右オーバーハンド。しかし離れ際に合わせた中野の左フックが山口の顔面をとらえ、山口がダウンを喫する。
 距離を詰め大きなフックを振る山口に対し、冷静に距離をとる中野。右ミドルで距離を取り、入り際の左フックを徹底する。山口がバックハンドブローをクリーンヒットさせるが、中野が踏ん張りを見せる。終了直前には打ち合いの様相を見せ、大きなフックを強振する山口。中野も距離を取りつつ応戦する中、試合終了のゴングを迎えた。

 ジャッジは1者がドローとしたものの、2者が中野を支持。緊張感溢れる一戦は、ダウンを奪った中野が強打の山口を下した。

※全試合結果はこちら

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