【RISE】王者・山田洸誓が敗れる波乱、北野克樹の足技攻略できず判定負け
RISEクリエーション
『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』
2020年11月1日(日)エディオンアリーナ大阪
▼第12試合 SuperFight! スーパーライト級(-65kg) 3 分 3R 延長 1R
●山田洸誓(正道会館 KCIEL/RISE スーパーライト級王者)
延長判定0-2 ※9-10、10-10、9-10
○北野克樹(誠至会/WBC ムエタイ日本統一スーパーライト級王者)
※本戦は30-29、29-29、29-30
山田は現RISEスーパーライト級王者。正道会館仕込みの強烈な打撃でダウンを量産。プロデビュー以降全勝を続けており、11勝中7つをKO勝利で飾っている。
対する北野は関西の名門・誠至会のエース。回転系の蹴り技を得意とし”竜巻旋風脚”の異名を持つ。今年9月にはNJKFのリングで大ベテラン・健太と対戦。健太有利の下馬評の中、足技を駆使した戦いで見事判定勝利を奪っている。
1R、両者オーソドックス。山田の右フックに北野が左ミドルを合わせる。リング中央に陣取る北野の周囲を山田がフットワークで旋回。左の回る山田に対し、北野が右ミドル・ハイで迎え撃つ。終盤に山田が飛び込んでワンツーも北野がガード。両者手数は出すが静かな展開。
2R、山田がプレッシャーを強め、北野のガードへ叩きつけるような左フック。北野は足を上げるフェイントをかけながら、テンポよく左右ミドルを返す。北野のムエタイ風の前手の動きに、山田は飛び込むチャンスをつかめない。
山田が左ミドルを蹴ると、北野も即座に右ミドルで蹴り返す。パンチにキックを織り交ぜ多彩な攻撃を見せる山田に対し、蹴り重視の北野。ここまで北野はほぼパンチを見せていない。
3R、北野は距離があれば左ミドル、山田の入り際に右テンカオを合わせる。山田はスイッチしながら左右ロー、オーソドックスに戻し右フック、左ボディと多彩な攻撃で北野を攻め立てる。3Rに入ってもまるでジャブのように蹴りを出し続ける北野に、山田も蹴りで応戦するも攻めきれない。両者決定打がないまま試合終了のゴングを迎えた。
ジャッジ泣かせの接戦となった本戦は、ジャッジ三者が割れるドローとなり、本大会初の延長戦に突入。
延長R、強引にフックを振り回す山田の鼻に接近した北野の頭がヒットし一時中断。再開後は両者蹴り合いから、山田が右ロングフックを強振する。距離をとれば北野は左右ハイキック、山田が接近すれば左ミドル。足を止めた山田を左右ローで刻む徹底的な蹴り攻勢を見せる。
終盤に山田が右フックを当てるが致命的なダメージにはならず。最後まで北野が足を出し続けるまま試合終了のゴングが鳴り響いた。
またも決定打がないまま判定を迎えたが、ジャッジ2者が北野の足数を評価。RISE初参戦の北野が王者・山田に初黒星をつける大波乱となった。
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