【K-1】40歳空手家・水町が年齢差20歳の竜樹との激闘を制す、試合後には引退宣言
K-1実行委員会
『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』
2020年11月3日(火・祝)福岡国際センター
▼第3試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R
◯水町浩(日本/士魂村上塾)
延長判定3-0 ※三者とも10-9
●竜樹(日本/WSRフェアテックス九州)
※本戦判定1-0(30-29、29-29、29-29)
元RISEライト級王者にしてMA日本キック二階級制覇、40歳の空手出身・水町浩が、20歳の地元新鋭・竜樹と対決。
1R、ガートを高く上げ深く腰を落とし右ローを狙ってゆく水町。対してアップライト気味に構え、ジャブからインローを放ってゆく竜樹。水町がボディへの後ろ蹴りを何度も放つ。
竜樹は落ち着いてパンチをガードしながらも、時折鋭いパンチを返す。ローキック以外はクリーンヒットはないものの、水町の手数が目出つ。
2R、水町が前足へのインローも放つ。竜樹がワンツーからのパンチ・ヒザを積極的に出し始める。ボディストレートを叩き込む水町。
竜樹がコーナーまで攻め入り、飛び膝蹴りをヒット。竜樹はワンツー、ヒザ、前蹴りと手数が増えてゆく。竜樹の右ヒザから左フックをヒット。
水町は下がりながら前足へのインロー、下段後ろ回しも。前足への攻撃に集中か。しかし竜樹の圧力と手数がともに増していく。
3R、互いに打ち合うと、竜樹の左フック、右ストレートがヒット。水町は下がりながらボディを返す。中盤から、水町がボディ、顔と打ち分けたパンチで前に出始める。
竜樹の右ヒザが入るが、水町がボディからの右オーバーハンドがヒット。竜樹も負けずに打ち返す。水町がフルコン空手さながらに腰を落とし、すり足気味にボディ狙いで前進してゆく。水町のオーバーハンドがさらにヒット。竜樹のパンチにも下がらない水町。ダメージを負ったか、竜樹はフラつき気味。
判定は30-29水町、29-29ドロー、29-29ドロー、1-0で延長戦に突入。
竜樹が前に出て顔狙い。水町は大きく腰を落とし、頭を下げボディの連打。いきなり激しい打ち合いに突入する。胴回し回転蹴りも放つ水町。竜樹はジャブから入るが、水町の接近戦に手を焼く。
竜樹もヒザ蹴りを返すが、水町の左右フックが顔面に入る。竜樹がロープに詰め、ヒザを入れるも、水町はボディ連打。最後は互いに大ぶりのフックを振り合いで終了。
判定は3-0で水町。40歳の空手家が、執念で勝利をもぎ獲った。
水町はマイクで「ずっとK-1に憧れてきて、19年前にテレビの前であんなやられ方をして、自分の一番好きなものがすり抜けてしまった。今日をもって引退します。プロとしてこういう発信の場があったからやってこれた。格闘技だけじゃなくて人生は生きていたら戦いの連続です。待ってくれません。そんなとき人は言葉や気持ちを誰かを励ましたりすることに使ってほしいと思います。最後にみなさん一人一人に、人生において戦い、試練、困難に勝利できるよう心の底から応援しています」と、引退を宣言した。
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