【K-1】”朝久空手”強し、朝久裕貴がノンストップ攻撃で大岩龍矢に圧勝
K-1実行委員会
『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』
2020年11月3日(火・祝)福岡国際センター
▼第7試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○朝久裕貴(日本/朝久道場)
判定3-0 ※三者とも30-27
●大岩龍矢(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
朝久は地元・福岡出身のファイター。父・朝久篤氏が館長を務める空手道場・朝久道場で、5歳から鍛えられてきた。中国のビッグイベントである武林風に多く参戦し、2018年に「武林風WLF-60kg級王座決定トーナメント」で優勝し王者の座を掴んだ。
対する大岩は、今年7月にレオナ・ぺタスの持つKrushスーパー・フェザー級タイトルに挑戦するも、判定負け。今回再起戦となる。
1R、サウスポーで素早い前蹴りから入る朝久。続けて大岩の前足へのインロー、矢継ぎ早にストレートも連打する。さらにハイキックも繰り出す朝久。
大岩も隙をついて入り込み、ショートフックを連打。ボディへの右ストレートをヒットさせると、圧力をかけ、振り下ろすようなショートフックを連打する。
しかし朝久も体勢を入れ替え、パンチ連打から即座に離れては、近距離からの左ハイキック、上段前蹴りを入れる。
2R、インローを放つ朝久に、大岩も体重の乗った右フックを入れてゆく。時折スイッチしオーソドックスにも構える朝久は、このラウンドも手数が止まらない。大岩はガードを固めながら前へ出てフックを放つも、朝久も合わせながら前に出る。
大岩が強引に前に出てねじこみにいくも、細かいパンチで返り打つ朝久。寄りかかるような大岩に、朝久は周りながら攻撃を当てる。大岩が右フックを何度かヒットさせ、朝久がバランスを崩す場面も。
3R、大岩が意を決したようにパンチ、ローで突っ込んでいく。直進する大岩に向かって、朝久はオーソドックス、サウスポーと構えを自在に変え、接近戦でも大岩とは正対せず攻撃を止めない。
ラスト1分、大岩がバックハンドブロー。朝久も若干強引に前に出ては手数を当てる。朝久の上段前蹴りで大岩のアゴがはねあがる。ラスト10秒も朝久のペースは変わらず。圧倒的な手数を印象づけた。
判定は3者ともに30-27で朝久を支持。圧倒的な止まらない手数で、朝久がタフな大岩に真っ向勝負で力を見せつけた。
朝久はマイクで「大岩選手はトップレベルの選手でした。世界的にも僕の攻撃を真っ向から受け止めたのは大岩選手だけでした。試合前には『知らんけど』とか言っていたけど、大岩選手の強さは知っています」と、激闘を繰り広げた対戦相手の大岩を称えた。
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