【K-1】野杁正明が無念の判定勝利、ダウン奪うもタフなトファネリをKOできず
K-1実行委員会
『ECO信頼サービス株式会社 PRESENTS K-1 WORLD GP 2020 JAPAN』
2020年11月3日(火・祝)福岡国際センター
▼第8試合/スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
〇野杁正明(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0 ※30-27、30-26×2
●ヴィトー・トファネリ(ブラジル/ブラジリアンタイ・闘英館)
野杁は抜群のテクニックに加え破壊力のあるパンチ、キックで国内外の強豪を次々となぎ倒し、K-1スーパー・ライト級王者に輝いた後、そのベルトを返上しウェルター級に転向した。8連勝・5連続KOの勢いのまま昨年3月、日本人無敗のジョーダン・ピケオーと対戦するも判定負け。しかし続く8月、12月、今年3月と強豪外国人ファイターを相手に現在3連勝中だ。
直近2戦は判定勝利が続き、今回必倒勝利を誓っている。
対するトファネリは、元RISEウェルター級王者のダニロ・ザノリニが主宰するブラジルのキックボクシング大会『FIGHT DRAGON』で王者になった実力者。フルコンタクト空手の闘英館に所属し、闘英館の世界大会優勝の実績も持つ。RISEやMMAのグラディエーターにも参戦する在日ブラジル人ファイターだ。
1R、ステップしてサークリングするトファネリは、ジャブから得意の後ろまわし蹴り。野杁は落ち着いて圧力をかけ、ジャブ、ロー。柔らかいステップからパンチ、ローと手数を出すトファネリ。
野杁のローでバランスを崩したトファネリが、崩れながらも右ストレートを放つ。野杁は左右のミドルを単発で入れていく。
2R、野杁がワンツーから詰めてボディにヒザ蹴り。両者が足を止めて打ち合うと、野杁はヒザから腰を入れたワンツーをクリーンヒットさせる。トファネリはバランスを崩すもすぐにリカバリーし応戦。
野杁が左ボディからの右ストレートを打ち抜くと、トファネリがダウン。しかしすぐに立ち上がり、ダメージも構わず、パンチを出すトファネリ。野杁がヒザからのパンチコンビネーション。コーナーに追い詰め連打するも、トファネリは倒れずパンチを返す。
3R、トファネリが果敢に距離を詰めてパンチ連打。野杁は打ち合いには付き合わず、冷静なジャブからアッパーでアゴを跳ね上げる。トファネリが接近してはクリンチ、手打ち気味のパンチを入れる。
野杁の狙いすましたパンチがヒットするも、詰めてはパンチ連打から右ローのトファネリ。野杁は細かいパンチからの強打、ヒザを入れるも効いた様子を見せず応戦し続けるトファネリ。
ゴングが鳴ると、野杁は悔しそうに顔をしかめ髪をかき上げた。
判定は30-27、30-26×2で野杁の勝利。野杁は勝ち名乗りを受けるも、戦前にKO宣言していたにも関わらず約束を果たせなかったからか、目をつむり無念そうに笑った。
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