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【ONE】アルバレスKOのナシューヒン、8連勝中バウシュト下しタイトル戦を要求(動画あり)

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2020/11/07(土)UP

8連勝中のバウシュトに競り勝ったナシューヒン(左)

ONE Championship
ONE:INSIDE THE MATRIX II
放送日時:2020年11月6日(金)
会場:シンガポール・インドアスタジアム
Photo=(c)ONE Championship

▼第4試合 ONE MMAライト級 5分3R
○ティモフィ・ナシューヒン(ロシア/ランキング4位)
判定3-0
●ピーター・バウシュト(オランダ/ランキング3位)

 ライト級世界王者クリスチャン・リー(22=シンガポール)のタイトル挑戦権を賭けた一戦。ランキング3位のピーター・バウシュト(オランダ)と同4位のティモフィ・ナシューヒン(ロシア)が激突する。

 バウシュトは、10月30日のシンガポール大会でミャンマーの英雄アウンラ・ンサンを破りONEミドル級世界王者となったライニアー・デ・リダー(オランダ)と同門。2019年5月に下石康太を2R TKOで下しONEデビュー戦を快勝。その後、アントニオ・カルーソ(オーストラリア)、エドゥアルド・フォラヤン(フィリピン)を破り、ONE3連勝中。現在8連勝と波に乗っている。戦績は16勝4敗。

規格外のフィジカルの強さでバウシュトを翻弄するナシューヒン

 対するナシューヒンは荒々しい戦いが得意なアグレッシブファイター。昨年3月の日本大会で、UFCとBellatorの2大メジャー団体で世界王者のベルトを巻いたエディ・アルバレス(米国)から衝撃KO勝利を収めた。以来1年7ヶ月ぶりの参戦となる。戦績は13勝4敗。

 1R、豪腕のナシューヒンはオーバーハンド気味に力強い左右を振りながら前進。ケージを背にしながらナシューヒンの攻撃に合わせるバウシュト。バウシュトがワンツーから右ロー。ナシューヒンは蹴り足をつかみながら右ストレート。倒れたバウシュトをサイドロール。ハーフポジションから強力なパウンド。たまらずバウシュトが立ち上がるが、バックポジションからコントロールする。ナシューヒンが優勢の印象。

 2R、バウシュトの蹴りに右ストレートを合わせていくナシューヒン。ナシューヒンは再びバウシュトの右の蹴り足をつかみ、テイクダウン。バウシュトの蹴りのタイミングを見切ったのか、ナシューヒンが再びテイクダウン。その後もスタンドの展開となるが、またもナシューヒンがテイクダウンする。

ランキング3位のバウシュトを破った同4位のナシューヒン。王者クリスチャン・リーとのタイトル戦か?

 3R、体力の消耗が激しく失速するナシューヒン。チャンスとばかりにバウシュトが打撃で巻き返しを図るが、やはりナシューヒンにテイクダウンされる。終始、試合を優勢に進めたナシューヒンが判定3-0で勝利した。

 ナシューヒンは勝利者コメントで「良い試合だった。毎日練習を積んできた。ぜひタイトルマッチをさせて欲しい。私は準備はできている」とタイトル戦をアピールした。

▶︎次ページは、ナシューヒンがバウシュトの蹴り足を掴みビッグスラムを決める瞬間

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