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【RIZIN】扇久保博正、瀧澤謙太に四天王の強さ示す勝利

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2020/11/21(土)UP

扇久保(右)がストライカー・瀧澤を判定で降した

RIZIN FIGHTING FEDERATION
『Yogibo presents RIZIN.25』

2020年11月21日(土)大阪城ホール

▼セミファイナル(第9試合) RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)肘あり
〇扇久保博正(パラエストラ松戸)
判定3-0
●瀧澤謙太(フリー)

 扇久保は修斗で二階級を制した実績を持つファイター。今春、当時のRIZINバンタム級王者マネル・ケイプへ挑戦予定だったが、ケイプのUFC移籍に伴い8月に朝倉海との王座決定戦に出場。しかしこの朝倉にサッカーボールキックを浴びて1R TKO負けを喫し、今大会で王座再挑戦へ向け第一歩となる再起戦に臨む。

 対する瀧澤は空手をバックボーンとし、パンクラスを主戦場に戦うストライカー。高い身体能力と躍動感のある打撃を武器にバンタム級で活躍してきた。今年9月にはRIZINデビューを果たし金太郎と対戦。2-1の判定勝利をもぎ取り、今大会出場とバンタム級四天王の一角・扇久保との対戦機会を得た。

瀧澤の後ろ廻し蹴り

 1R、176cmとバンタム級では長身の瀧澤は空手を活かした後ろ回し蹴り、前蹴りと放っていく。扇久保もこれにジャブ・ローで応戦。しかし瀧澤はパンチ連打からのヒザ蹴りでラッシュ。だが、この扇久保はこの攻勢をしのぎ、ラウンド終盤には瀧澤の後ろ回し蹴りに対し、同じ後ろ回し蹴りを返す。

 2R、ジャブとローの瀧澤に対し、扇久保もしかしローを1発・2発と当てていく。扇久保は前に出てテイクダウンを狙い、一旦瀧澤の背後に回るが、ここは瀧澤が体を離す。扇久保はここからリング中央を取るようになり、プレッシャーを与えつつローをイン・アウトと当てていく。

3Rにダウンした瀧澤

 3R、扇久保がパンチから左ハイキックを連係して瀧澤をダウンさせる。瀧澤が立ってきても扇久保はすぐに組みつきテイクダウンしてグラウンドへ戻す。瀧澤がなおも立っても扇久保は背後につき、リフトしてグラウンドへ戻してバックにつく。チョークを狙うが、ここは瀧澤が正対する。パスしたい扇久保だが瀧澤は動いて扇久保を逆に下にする。そして顔への蹴りを飛ばすが、これは扇久保は手ですブロックしてダメージを負わない。

 判定は3-0で扇久保。再起戦で勝利し、RIZINバンタム級四天王の強さを見せ、瀧澤を退けた。

 マイクを取った扇久保は「一本獲りたかったんですけど、勝てて本当によかったです。8月負けて、本当にどん底だったんですけど、いつも変わらずそばで支えてくれる道場のみんな、鶴屋さん、彼女にも感謝しています」と安堵しながら周囲への感謝を語り、「社長、来年バンタム級グランプリを開いてください」とトーナメント開催をリクエストした。

※全試合結果はこちら

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