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【ONE】元SB王者の内藤大樹、ハガティに2度のダウン奪われ敗北

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2020/12/12(土)UP

元世界王者ハガティに判定負けした内藤(左)©️ONE Championship

ONE Championship
『ONE: BIG BANG Ⅱ』
2020年12月11日(金)シンガポール・インドアスタジアム

▼フライ級 ムエタイ 3分3R
○ジョナサン・ハガティ(英国/3位)
判定3-0
内藤大樹(日本)

 内藤大樹(24=BELLWOOD FIGHT TEAM)は元シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者。2015年に各団体の王者が集結した『BLADE FC JAPAN CUP 2015 -55kgトーナメント』の決勝戦で、那須川天心に敗北。
 リベンジを果たすべく2018年に再戦へ漕ぎ着けるも、1R KO負けを喫した。心機一転、昨年10月にTKO勝利でONEデビューを果たすと、3勝無敗。今回は念願のメインイベントでの登場となった。

 対するは、元ONEフライ級ムエタイ世界王者のジョナサン・ハガティ(23=英国)。ハガティは英国の天才ストライカーと呼ばれ、2016年にISKAムエタイ世界スーパーフェザー級王者に。
 ONE2戦目の昨年52日のジャカルタ大会で、ルンピニースタジアム二階級王者でONEムエタイフライ級王者だったサムエー・ガイヤーンハーダオ(タイ)に、2度のダウンを奪い早くもONEムエタイ王者となった。
 続く8月にはロッタン・ジットムアンノン(タイ)を迎えての防衛戦で判定で敗れ王座陥落している。

ハガティの前蹴り

 1R、オーソドックスの両者。ハガティがスピーディーに左の前蹴りから右のミドル。一方の内藤は得意のローでリズムを作る。
 内藤が左ローを放つと、ハガティが右ストレートのカウンター。顔面にクリーンヒットし、内藤はダウン。ハガティが追い討ちをかけるが、内藤がしのいだ。

ハガティの右ストレートが内藤の顔面に強襲

 2R、ハガティの得意の前蹴りを掴む内藤。ハガティ対策が見える。しかし、ハガティも内藤対策をしてきたか、再び内藤のローに合わせて、右フック。内藤が2度目のダウンを喫する。

 3R、内藤の攻撃に返しを繰り返す「逃げ切り」体制のハガティ。内藤が追う動きでチャンスを探るが、ハガティがミドルで得意の距離を作り、タイムアップ。元世界王者ハガティが危なげない戦いで判定勝利。2度のダウンを奪い、勢いに乗っていた内藤を振り切った。

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