【K-1】ゴンナパーがついに戴冠「天国の父の供養に」林の健闘も光る(動画あり)
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1冬の大一番~』
2020年12月13日(日)東京・両国国技館
▼第12試合/K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●林健太(王者/日本/FLYSKY GYM)
判定0-2 ※29-29、29-30、28-30
○ゴンナパー・ウィラサクレック(挑戦者/タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)
このタイトル戦は当初9月の大阪大会で予定されていたが、林が練習中の骨折により欠場し、延期となっていた。
ゴンナパーは18年12月に篠原悠人にKO負けを喫して以来、3連勝と絶好調。林は今年3月に朝久泰央にダウンを奪われて判定負けし、チャンピオンとして崖っぷちだ。
両者は17年11月のKrushで一度対戦しており、その時はゴンナパーがKO勝利を収めた。林にとっては、今回の試合は単なる初防衛戦ではなく因縁の相手との雪辱戦、ゴンナパーにとっては、悲願のK-1王座獲得がかかった大一番となる。
1R、いつものようにサウスポーで、ガードを高く構えるゴンナパー。林は左回りで顔面からボディへのストレート。
ゴンナパーは序盤から左足で執拗にインローを入れる。同じ軌道でミドル、ハイも。林はボディ、顔へとパンチを散らす。ラウンド終わりは、林が前に出てヒザ、前蹴りを出し、ゴンナパーをロープに詰める。
2R、林の徹底したパンチの打ち込みに、ゴンナパーもついにパンチに付き合いはじめる。ゴンナパーの左ストレートからの左ミドルコンビネーションに、下がらさられる林。林の前足である左太ももや、左脇は赤く腫れている。
3R、林が詰めてショートフックを連打。ゴンナパーは左インローから、左ミドル主体に。後半、林が足を止めパンチを連打すると、ゴンナパーはロープに詰められ蹴りを出せない。
しかし林が手を止めると、すかさずゴンナパーの左ミドル、ハイが飛ぶなど一進一退だ。しかしラストはゴンナパー得意の左ミドルの印象が強いか。
判定は一人は29-29のドローも、2者がゴンナパーに30をつけ、2−0でゴンナパーが勝利した。
判定を聞いたゴンナパーは崩れ落ち、嬉しさに吠える。K-1無冠の帝王・ゴンナパーがついにK-1のベルトを巻いた。
ゴンナパーはマイクで「今日私はやっとチャンピオンになることが出来ました」と語り、周囲に感謝を述べる。
さらに「タイにベルトを持って帰ることが出来ました。天国の父の供養にもなりました。本当にありがとうございました」とコメントした。
▼この試合の動画
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