【K-1】木村ミノル、ダウン奪い返して血染めの決戦制し、メイウェザー戦をアピール(動画あり)
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN~K-1冬の大一番~』
2020年12月13日(日)東京・両国国技館
▼第11試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
〇木村”フィリップ”ミノル(ブラジル/PURGE TOKYO)
TKO 2R 2分50秒 ※ドクターストップ
●アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)
木村は今年3月に開催されたK-1 WORLD GP第3代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメントで海斗、エダー・ロープス(ポルトガル)、和島大海の3人を全員1R KOで下し、圧倒的強さでスーパーウェルター級王者に就いた。現在9連続KO中と絶好調だ。
対して185cmと木村を13cm上回る長身のアビラルは、名古屋発の格闘技イベント『HEAT』に参戦しているファイター。恵まれた体格を武器に、森本一陽を今年1月初回KOに降し、HEATキックルールミドル級王者に。前戦は今年9月に竜也を下し、初防衛を成し遂げている。戦績は10戦9勝(8KO)1敗、KO率は80%だ。
1R、ジャブとローを放つアビラルに木村は右ストレート、左フックと強打を連打するがアビラルは臆さず前に出る。そして打ち下ろしの右ストレートを決めダウンを奪う。
パンチ&ヒザで迫るアビラルだが、木村はそこへ左フックをカウンターしてアビラルを倒し返す。立ち上がるアビラルだが、左眉上から出血が見られドクターチェックが行われる。
再開すると木村は左フック、ワンツーをフルスイング。アビラルは何とか組みついてこらえる。そしてバックブローを放つが、木村はこれをかわし直後に左右フックを打ち込み2度目のダウンを奪う。
木村は仕留めんとさらに右ストレート、左フックを振るうがアビラルがガードで弾き初回をしのぎ切る。
2R、アビラルの左フックにカウンターでの右ストレート、右フックと当てていく木村だがアビラルは倒れない。しかし左目周辺の傷から出血がたびたび見られ、その都度ドクターチェックが実施される。
アビラルは前にこそ出るがダメージと消耗で手数が少ない。木村は左フックをボディ、顔面と送ってさらに削る。ラウンド終盤にもドクターチェックが入り、2分50秒のところでドクターストップとなった。
血染めの決戦を制した木村はマイクを取り、「チャンピオン1発目、もっと派手に一撃KOで仕留めたかったんですけど、相手もタフなのもあって、もつれた試合になってしまいました。でも僕自身は楽しくてみなさんの前で試合ができて幸せでした」と挨拶。そして年明けのK’FESTAへ出場をアピールすると、「あと盛り上がってるメイウェザー選手、日本で一番パンチがあるのは僕だと思うので、みんな見たくないですか? 格闘技界のためなら何でもするので、組まれたら見に来てください」とまさかのメイウェザー戦実現も打ち上げた。
▼この試合の動画
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