【ONE】バンタム王者ノンオーがロドレックをカウンター一閃のKO勝利、4度目の防衛に成功
ONE Championship
『ONE:COLLISION COURSE』
2020年12月18日(金)シンガポール・インドアスタジアム
▼ONEバンタム級ムエタイ世界タイトルマッチ 5分5R
○ノンオー・ガイヤーンハーダオ (タイ/王者)
KO 3R1分13秒 ※右ストレート
●ロドレック・PK・センチャイムエタイジム(タイ/ランキング2位/挑戦者)
※ノンオーが4度目の王座防衛に成功
【動画】絶対王者ノンオーがロドレックに衝撃のKO勝利!
ノンオーはムエタイの2大殿堂の1つであるルンピニースタジアムでスーパーバンタム級からライト級までの四階級制覇、もう1つのラジャダムナンスタジアムでもタイトルを獲得しているムエタイ最高峰の選手。2019年2月にハン・ズーハオに勝利し、初代ONEムエタイ世界バンタム級王座に就き、その年の5月にはそのベルトに挑んだ元シュートボクシング世界王者の鈴木博昭を右ミドルで封殺し初防衛。
同9月にはS1ムエタイ世界王者であるデルバールに苦戦するも判定勝利で2度目の防衛を果たし、11月に同じタイ出身でMTGP世界王者、ONEでは3戦無敗だったセーマペッチ・フェアテックスを挑戦者に迎え、4R KO勝利で3度目の防衛に成功した。
対するロドレックはムエタイの2大殿堂のルンピニーとラジャダムナンのビッグマッチで活躍する人気選手。日本では2017年4月『KNOCK OUT』で梅野源治を下しその名を轟かせた。
19年6月にONEに参戦し、今年8月に開幕した4人制トーナメントの「ONEバンタム級ムエタイトーナメント」の初戦でセーマペッチ・フェアテックス(タイ)に判定で敗れたが、セーマペッチの負傷欠場により、敗者復活。決勝でクラップダム・ソー・チョー・ピャッウータイ(タイ)を下し、トーナメントを制覇。王者ノンオーとのタイトル挑戦権を手にしていた。
1R、両者オーソドックスの構え。センターをとるのはロドレック。左右のミドルを放つノンオー。時折、ハイキックを放ち、ロドレックの意識を散らす。一方のロドレックは強いプレッシャーの中、じっくりと出方を見る様子。手数はノンオーが多い印象。
2R、序盤から強いプレッシャーのロドレック。右ローを軸に右ストレート、ワンツーのコンビネーションを繰り出す。接近戦、ヒジを繰り出すノンオー。お互い下がらずの攻防。
3R、ジャブの差し合い。ノンオーの強打が効いたロドレック。チャンスとばかりにラッシュを仕掛けるノンオー。ロドレックが気持ちで前に出て押し返すが、ノンオーのワンツーの右ストレートが、カウンターとなりクリーンヒット!タフなロドレックが前のめりにダウンし、衝撃のKO劇。ノンオーが4度目の王座防衛に成功した。
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