【修斗】齋藤翼に両足カーフキックで効かされるもレスリング力で粘った新井、判定負けもカーフ攻略に光
サステイン
『プロフェッショナル修斗公式戦 PROFESSIONAL SHOOTO 2021開幕戦 Supported by ONE Championship』(第2部)
2021年1月31日(日)東京・ニューピアホール
▼セミファイナル(第4試合) 65.8kg契約 5分2R
○齋藤 翼(27=総合格闘技津田沼道場/FIGHT FARM)
判定2-0(19-18 19-19 19-18)
●新井拓巳(25=ストライプル新百合ケ丘)
齋藤は修斗で16年10月より引き分けを挟んで7連勝中だったが19年9月にダウンを奪いながらも寝技地獄の藤井伸樹(ALLIANCE)に、20年5月には石井逸人にそれぞれ判定負けし現在2連敗。ここで再起を決めたいところ。
対する新井は19年12月にプロデビュー。デビュー戦は判定0-0でドローとなったが昨年12月のプロ2戦目では、2RでKO勝利している。新井はアマチュア修斗で全日本3位の実績を持ち、元大東文化大学のレスリング部がベースの強靭なフィジカルを持つ選手だ。この勢いで連勝といきたいところだ。
1R お互い、打ち合いからのローブローで試合中断、再開後、齋藤の前蹴りで2度目のローブロー、新井が崩れる。
約3分の中断のあと再開すると、新井はローからタックル、そしてパンチ、ハイキックと回転の早い動きで攻める。その動きをじっくり見て新井の右前足にカーフキックを入れる齋藤。新井はフェイントで体をゆすり攻めようとするが、再び齋藤のカーフキックで新井は体勢を崩す。しかし、構わず攻める新井だが、再びカーフでバランスを崩すと足を引きずりながら寝技を仕掛けようとするがかわされる。
効いた右前足からスイッチし左前足の構えで戦うも、その左足もカーフで効かされ立っているのがやっとの状態に。ラスト5秒に新井は右ストレートでダウンを奪われてしまうも立ち上がりすぐにゴング。
2R、足を引きずる新井に齋藤はタックルに行くが、新井はそれを返しテイクダウンを奪いハーフカードで上からパウンドを打つ。試合をリードする新井だったが、ブレイクでスタンディングに。
再びカーフを蹴られバランスを崩す新井だったが、タックルで齋藤をテイクダウン。ケージを背負う齋藤。グラウンドではさすが元レスリング部だけあって新井がリード。終了にブザーが鳴り、ジャッジ1が引き分けたが、判定2−0で齋藤が勝利した。1Rは圧倒的にカーフで負けていた新井だったが、2Rにはカーフをほとんど蹴らせずグラウンドでリードした新井、今後のカーフ対策の参考になりそうだ。
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