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【ONE】元修斗世界王者・佐藤将光が新星アンドラージに悔しい判定負け、タイトル挑戦が遠のく

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2021/02/05(金)UP

新星アンドラージ(右)に判定負けした佐藤(左)©️ONE

ONE Championship
『ONE: UNBREAKABLE III』
2021年2月5日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム

▼バンタム級 総合格闘技
佐藤将光(日本/ランキング2位)
判定0-3
ファブリシオ・アンドラージ(ブラジル)

下からの仕掛けを見せる佐藤©️ONE

 佐藤は元修斗世界バンタム級王者で、ONEには19年5月から参戦を始め現在3連勝。修斗時代から通算すると6連勝で、いずれも一本あるいはKOで決めている。ONE参戦の日本人選手の中で最も王座に近い選手と言われる。

 対するアンドラージは中国のクンルンファイトや武林風で戦った経験を持つムエタイをベースとする選手。しかし、昨年7月のマーク・アベラルド戦ではチョークで一本勝ちを果たしている。

アンドラージ(左)の右フックが佐藤(右)の顔面にヒット©️ONE

 1R、アンドラージは前に出てプレッシャーを掛け、カーフキックとワンツーを飛ばす。佐藤も前に出て組みつき金網に押し込む。しかしアンドラージが首相撲の要領で振ってくると、佐藤は倒れ込んで足関を狙う。そこから腕十字、三角絞めと狙いを変化した佐藤だがアンドラージは取らせず、佐藤はスタンドに戻る。

 佐藤のタックルを切り、左右ストレートで脅かすアンドラージ。佐藤が組みに出てもアンドラージは近距離から細かなヒジとヒザを送る。

頭部を流血した佐藤(左)©️ONE

 2R、佐藤のタックルから組み合いとなると、両者ヒジやヒザを打ち合う。引き込まんとした佐藤だが、アンドラージは付き合わず距離をあける。

 佐藤はローを入れ、右アッパー、左フックと打撃を散らしてヒット。しかしアンドラージは被弾しても下がらない。アンドラージのヒザがローブローとなってしまい佐藤にインターバルが与えられる。

 再開後、タイミングよくタックルで組みついた佐藤だが、アンドラージは腰の強さを見せ倒れない。

 3R、アンドラージが鋭い左ミドルを当ててくる。佐藤は右ストレート、左フックを振って向かうが、アンドラージはカーフキック、ヒザを合わせる。タックルで向かった佐藤はそこからバックに回ってオンブ状態となるが、アンドラージが対処して佐藤を下に落とす。

 アンドラージが右のカーフを効かすが佐藤も右カーフを効かせ返す。そして佐藤がタックルに行くとアンドラージは倒れグラウンドで仰向けに。佐藤はパウンドを狙い、そこからバックをうかがうが、アンドラージはここも対処し佐藤を下にして立ち上がる。

 判定は3-0でアンドラージ。タイトル戦間近と思われた佐藤を破った。

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