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【LEGEND】武居由樹、元世界王者・木村翔に臆さぬボディ攻めで大器の片鱗見せる

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2021/02/11(木)UP

木村のボディを攻める武居©LEGEND

LEGEND実行委員会
『LEGEND』
2021年2月11日(木・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館
配信:U-NEXT、ABEMA 

左ボディで木村(右)の前進を止めにかかる武居(左)

 2月11日(木・祝)東京・代々木第一体育館で開催された全試合エキシビション・スパーリングマッチのボクシングイベント『LEGEND』。
 開幕第一戦目は、元K-1WGPスーパーバンタム級王者の武居由樹vs元WBO世界フライ級王者の木村翔の、異競技元世界王者対決だ。

 武居は高校時代ボクシング部を経てキックに転向。17年にK-1 WGP第2代スーパー・バンタム級(-55kg)王者となり19年6月にはK-1 WORLD GP K-1スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメントで全3試合をKO勝利し優勝、高いKO率を持つ。今回は3月のデビュー戦に先んじての試合となる。

激闘派の木村の鋭いパンチが唸る

 木村は酒屋の配達をしながら世界王者になったハングリーな激闘ファイターだ。2018年には田中恒成(畑中)を相手に3度目の防衛戦を行い、判定負けで王座から陥落したが、その激戦ぶりから18年の年間最優秀試合に選ばれた。

 なお階級は木村がフライ級(50.8kg)で、武居の3月デビュー戦は54.5キロ契約で試合が決定している。

©LEGEND

 ヘッドギア無しの両者。
 1R、オーソドックスの木村がプレッシャーをかける。サウスポーの武居は左右のボディからのフックを狙う。スピードはやはり木村が優っているか。ガードを固める木村に、武居の左ボディが入る。しかし木村も鋭い左フックで返す。ラスト20秒、武居の右フックが浅くヒット。ラストも武居が飛び込んでのスーパーマン気味のパンチを放つ。武居の積極性とヒット数が勝るか。

フックからのアッパーを多様した武居

 2R、1Rと同じくプレッシャーをかける木村に、武居のカウンター気味の左ボディフックが入る。レバー狙いの武居に、木村も左ストレートをヒットさせる。武居の縦横無尽なステップからのフック連打が光る。

 3R、打ち合おうと直線で入る武居に、木村がカウンターの連打を放つ。しかし武居も臆さずロングフック、アッパーで手数を出す。武居のジャブ、フック連打からの右ショートアッパーがヒット。激闘派の木村は詰めて打ち合いたいが、武居がステップでかわしては連打を放つ。ラスト10秒、武居の左のストレートが入った。

元世界王者相手に臆さず攻め続けた武居

 『LEGEND』では判定を取らないが、デビュー前の武居が、元世界王者を相手に期待以上のパフォーマンスを見せる結果となった。木村もマイクで、武居について「強かったです。さすがK-1王者だなと思いました。ナメてたわけじゃないですけど、すごくセンスがあり、パンチも重い」と期待のニューカマーを評価した。

※全試合レポート、写真はこちら

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