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【LEGEND】五輪代表・森脇、ジャブで井上岳志を切り裂く鮮血の激闘魅せる

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2021/02/11(木)UP

離れては長いリーチで強烈なパンチを打ち込む森脇(右)

LEGEND実行委員会
『LEGEND』
2021年2月11日(木・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館
配信:U-NEXT、ABEMA 

詰めてはショートアッパー、フックを見舞う井上

 2月11日(木・祝)東京・代々木第一体育館で開催された全試合エキシビション・スパーリングマッチのボクシングイベント『LEGEND』第3戦目。

 WBOアジアパシフィック・スーパーウェルター級王者・井上岳志(31=ワールドスポーツ)vs東京五輪ミドル級代表内定・森脇唯人(自衛隊体育学校)。
 ここから3戦、プロボクサー対五輪代表選手の戦いが続く。

 井上はプロでの敗北は19年の世界戦での判定負けのみという、アグレッシブなファイター。森脇は全日本3連覇経験を持ち、高校・大学では井上の後輩にあたる。

 ヘッドギア無しで対戦の両者。互いにオーソドックスで構えるが、森脇の188センチの長身が目立つ。レフリーは元ミドル級世界王者の竹原慎二。
 1R、森脇がスピードあふれるジャブを刺すと、井上はガードを上げ接近し右アッパーを狙う。森脇のジャブが冴える。2分経過時、井上の左眉が割れ、一時中断。

 再開されると、井上は身体を低く構えると、前に出てショートフック、アッパーの連打。接近戦では森脇はガードを固める。しかし少し距離があくと強烈な右アッパーを入れる森脇。井上の出血が目立つ。

互いに先輩・後輩同士でスパーリング仲間でもある

 2R、ジャブからの右ストレートで中に入れさせない森脇。井上はガッチリガードを固め、様子見。森脇が右アッパーも。

 中盤から井上が力ずくで中に入り、右フックをヒットさせると、森脇の動きが若干止まるか。井上は容赦なく接近し、ボディ、顔面と打ち分ける。井上が押し込んでの連打が目立つ。

 3R、ジャブ、ロングフックと打ち分ける森脇。1分が経過すると、接近して右フックを狙う井上。森脇のスピードか、井上のパワーか。

 ラスト1分、顔、ボディと打ち分けた森脇の右ストレートがヒットするが、井上の打ちおろし気味の右フックもヒット。最後は打ち合って激闘を終えた。

元ミドル級世界王者・竹原(中央)がレフリーとして上がった

 マイクで森脇はノーヘッドギアで挑んだ理由について「危険はあるんですけど、フェアプレーでやるというので、アマだけつけていてもおかしいかな、少しでも顔を覚えてほしいという意味で外しました」と理由を語る。

 両者はスパーリングを行うこともあるが、井上は森脇について「パンチのスピードとかパワーが以前から増してたんで、1Rから気合を入れなおして臨みました」と称えた。

※全試合レポート、写真はこちら

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