【LEGEND】内山高志、4年ぶり衰えぬ強烈パンチで現役日本王者のボディえぐる
LEGEND実行委員会
『LEGEND』
2021年2月11日(木・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館
配信:U-NEXT、ABEMA
2月11日(木・祝)東京・代々木第一体育館で開催された全試合エキシビション・スパーリングマッチのボクシングイベント『LEGEND』。
第6試合・セミファイナルは、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志vs日本スーパーフェザー級王者・坂晃典(仲里)だ。
”ノックアウト・ダイナマイト”の異名を取った内山は、16年12月31日の試合を最後に引退。今回はエキシビションとはいえ、約4年ぶりのリング復帰となる。現在は41歳。
対する坂は25戦20勝(17KO)5敗の、こちらは現役のハードパンチャーだ。20日前に王座を防衛したばかりだ。
坂のみヘッドギアをつけての対戦。
1R、内山はジャブ、左フックを丁寧に出してゆく。坂は様子見か、手数少なく、フェイントからの左ボディストレートを放つ。
中盤、内山がジャブからの右ストレートをヒット。さらに右ストレート、フックの手数が増えてゆく。内山は左ボディを入れると、坂の足が一瞬止まる。ラスト30秒、坂もパンチを出してゆく。内山は距離を取り、素早く入っては強烈な右ボディ。
2R、坂がジャブで前進を開始。内山は落ちついてジャブに合わせて左クロス、右ストレート。
坂の前進に様子を見ていた内山だったが、ラスト1分、内山がワンツーをヒットさせる。続けて左右ボディ、さらに右と内山がペースを取る。
ラスト20秒、坂が左右の連打を開始。内山はガードを固めて単発で返す。
3R、坂がヘッドギアを外す。心なしか、坂のハンドスピードが早まったようだ。内山をロープに詰めた坂が連打。内山はスタミナが切れてきたのか、次第に単発のみに。
それでも左ボディを執拗に狙う内山が、ボディから打ちおろしの右をヒットさせる。坂が眼の色を変えパンチ連打を返す。
ラスト40秒、カウンター狙い気味の坂に内山の右がヒット。内山は最後まで前に出続け、攻め続けた。
内山はマイクで「引退して4年経って、4年間で2日以上酒を断ったのは初めて。2月2日から(酒を)10日以上やめました」と大好きな酒を断って臨んだと語る。
続けて「20日間身体をつくりました。最初1Rもたなかったのでダメかなと思ったのですが、なんとか仕上げました。倒されなければいいと思ってたんですけど、練習してるうちに勝ちたいなと思ってきました」と、入魂の復活だったと語った。
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