【LEGEND】井上尚弥が比嘉大吾の猪突猛進な攻めに強烈連打「ガチでやりました」(井上)
LEGEND実行委員会
『LEGEND』
2021年2月11日(木・祝)東京・国立代々木競技場第一体育館
配信:U-NEXT、ABEMA
チャリティーボクシングイベント『LEGEND』(代々木第一体育館)が11日に開催された。メインカードは現WBAスーパー・IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(27=大橋)vs元WBC世界フライ級王者&現WBOアジアパシフィック バンタム級王者の比嘉大吾(25=Ambition GYM)の豪華カードだ。
出場選手は「エキシビションマッチ」形式で、3分3Rで、勝敗のつかないスパーリングの形式に則ったものとしながら、先日の会見で井上は「このエキシビション、お客さんを入れてやる限りお客さんはヌルいスパーリングなんか見たくないと思うので、しっかりとガチでやりたいと思います」と本気で行くと語っている。
対する比嘉はデビューから15連続KO勝利で日本タイ記録を持つ。しかし18年4月に前日計量失敗で世界フライ級のベルトを剥奪。現在、比嘉はバンタム級に階級を上げ世界ランクはWBA、WBOで8位、WBCで14位にランクインしており、井上とタイトルマッチも可能なラインに来ている。
昨年、比嘉がバンタム級に上げてからいずれ井上と対戦する日が来るかと言われていたが、早くもガチスパーという形で対戦することになった。
1R、お互いヘッドギアをつけて対戦。比嘉が圧力をかけ攻めるが、井上はじっくり見て徐々にアッパー、左ボディーを鋭く的確にヒットさせる。比嘉も井上をロープに詰めアッパーを返す。
2R、井上鋭いボディが比嘉に入る。井上は左右フックからアッパー、ボディを連打。井上の右ストレートでややバランスを崩す比嘉、しかし、前に出続け手数を出す比嘉。試合のペースは井上だ。
3R、お互いヘッドギアを外し対戦。これまでの緊張感がさらに高まる。井上はキレのあるワンツーから左ボディ、比嘉はバックステップから左ストレートをヒットさせ盛り上がる。井上は余裕を見せ、ロープを背にしながら頭を振り比嘉のパンチをかわして見せ、アッパー3連打をヒットさせる。終盤も井上は右アッパーで比嘉の顎を上げるなどKOもあるかと緊張感が高まるが、被弾する比嘉は連打でとにかく突進しパンチを止めなかった。終了のゴング後に互いに健闘を称えあう二人。
試合後、リング上で井上は「相手がなかなか決まらない中、比嘉選手、スパーリング受けてくれてありがとうございました。あくまでスパーなので、普段見せない動きだったりサウスポーになったりしましたが、しっかりガチでやらせて頂きました」と語った。
近い将来、互いにタイトルマッチで対戦することがあるのか。比嘉の成長も期待しぜひ再戦を見たいところだ。
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