【UFC】ウスマンがTKOでウェルター級王座V3、元同門バーンズを非情なパウンド葬
WME-IMG
UFC 258
2021年2月14日(日・日本時間)米ネバダ州ラスベガス/UFC APEX
▼ウェルター級タイトルマッチ
〇カマル・ウスマン(ナイジェリア)
3R0分34秒 TKO(レフェリーストップ)※パウンド連打
●ギルバート・バーンズ(ブラジル)
ウスマンはUFC史上初のアフリカ出身王者で、2012年にMMAでプロデビュー。2戦目で敗戦を喫したが、以降は16連勝と15年のUFC参戦以降も負け無しで、現在MMA戦績17勝1敗を誇る。
対するバーンズは11年の世界柔術選手権で優勝経験も持つブラジリアン柔術黒帯の寝技師。MMAに転向した2年後の14年からUFCに参戦し、過去2年は負けなしの6連勝と波に乗っている。
両者は同じチームで練習を積むチームメイトであったが、対戦が決まってウスマンが移籍し、今回の試合を迎える。
1R、バーンズはストレート、ミドルと放ち積極的に仕掛ける。そして右フックで側頭部をとらえ、ウスマンのバランスを崩しマットに手をつかせる。攻勢でハイキックを繰り出しバランスを崩したバーンズだが、寝技を警戒してウスマンはグラウンドに入っていかない。バーンズの脚に蹴りを飛ばす。
立ち上がるバーンズだが、ウスマンがジャブを刺す。試合は打撃戦で進み、両者カーフキック。ウスマンのジャブにバーンズは右フックをカウンターする。バーンズはロー、ハイ、タックルと攻撃を散らしウスマンを揺さぶる。
2R、ウスマンは左右に構えをスイッチし、リーチ差を活かしてジャブを突く。バーンズ、ウスマンと順にカーフキックを入れる。自身もジャブを返し、ウスマンを攻め込ませないバーンズ。ウスマンのジャブにも右フック、右アッパーとカウンターを狙う。
しかしウスマンもカウンターを警戒しながらジャブを継続。そして右クロスを放ち、バーンズはこれを被弾。ダメージを見せたバーンズはタックルに出るがウスマンに切られ後ろに戻る。
バーンズはフックをフルスイングするが見切られてかわされ、ウスマンは無理には攻めて出ず、ジャブとフックでバーンズを少しずつ削っていく。ジャブでバーンズを倒したウスマンだが、やはりここも寝技に入らず立たせる。
3R、ウスマンがサウスポーから右のジャブストレートを突き刺すとバーンズはダウン。そこから立て直そうとしたバーンズだが、ウスマンはリーチを活かしてパウンドを積み重ね、レフェリーストップを呼び込んだ。
ウスマンは勝利者コメントで「最高です。難しい、タフな試合でした。ジムのこともみなさん分かっていると思う。総合格闘技という旅を2人はやってきました。私がチャンピオンですが、ジムメイトとしてしのぎを削ってきた仲間として気持ちがいっぱいでした。彼が求めるものを私が持っている。でも自分の仕事を遂行するんだと思って戦いました。この地球上でウェルター級最強である、自分の名前を汚すものは許さないと思って戦いました」と、試合が終わったからこそ口に出せる、元同門への想いを語った。
続けて、「実現させたい試合があります。6日前に試合が決まろうが戦い続けます。何があっても戦い抜きます。お前のことをフィニッシュしてやるからな、ホルヘ・マスヴィダル」と、マスヴィダルへ宣戦布告した。
▶︎次ページ(動画あり)は、試合後の感涙のシーン、元同門はお互いのファイトを称え合う
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