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【DEEP】元アマボクシング5冠・藤田大和がサッカーボールキックでTKO勝利、渋谷を下し暫定王者に

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2021/02/21(日)UP

カーフキックを放つ藤田(右)

DEEP事務局
『DEEP 100 IMPACT』

2021年2月21日(日)東京・TDCホール

▼第10試合 DEEPフライ級暫定王者決定戦 5分3R
〇藤田大和(リバーサルジム新宿Me,We)
TKO 3R 1分39秒 ※サッカーボールキック
●渋谷カズキ(高本道場)

 現フライ級王者の神龍誠が地元・宮城でジムをオープンする準備のため防衛戦ができないことから暫定王座決定戦が行われる。

組みの強さを見せた藤田(右)

 藤田はボクシングでアマチュア5冠を達成しMMAに転向。プロデビュー戦となった17年のRIZINで那須川天心と対戦し判定負け(MMAルール)、同年キックルールで再び那須川と対戦しKO負けを喫したが、その後はDEEPでキャリアを積んできた。現在は3連勝中で、昨年9月には修斗のタイトルマッチ経験も持つランボー宏輔に2R KO勝利している。

 渋谷は15年にパンクラスでプロデビューし、現在5連勝中。DEEPでは昨年、石神保貴、加藤瑠偉、鮎田直人と3連勝を上げ、タイトルマッチをアピールしていた。藤田のパンチに対し渋谷は足関など極めを得意とする。

決め手となった藤田のサッカーボールキック!

 1R、渋谷は跳び蹴りから向かい、その後で引き込んで寝技に誘う。クローズガードでとらえる渋谷。藤田は渋谷を金網際まで運びながら細かなパウンドを入れる。しかし渋谷も下から藤田にアームロックを狙う。渋谷の下からの鉄槌によるものか、顔から出血の見られる藤田。

 2R、開始すぐに渋谷がタックルに出るが藤田は切ってグラウンドへ持ち込ませない。2度目のタックルも藤田は切るが、渋谷は下からのアームロックを狙う。だが藤田はこれを振り切り立ち上がる。藤田はカーフキック、左フックを決める。渋谷はグラウンドへ引き込んで再びクローズガード。
 しかし藤田は隙を作らないようにしながら鉄槌とパンチで攻める。スタンドに戻ると藤田は再びカーフキックを決め、渋谷がタックルでテイクダウンしても慌てずに金網際まで移動して渋谷にヒジを送り立ち上がりへの動きを作る。

暫定王者のベルトを巻く藤田(中央)

 3R、渋谷はパンチから組みつきを狙うが藤田はこれを許さない。そしてカーフキックを見舞うと渋谷はダウン。藤田はサッカーボールキック、踏みつけを見舞い、最後はダメ押しのサッカーボールキックを打ち込んだところで試合がストップとなった。

 総合王者としてベルトを腰に巻いた大和は「20周年大会という大きなイベントでタイトルマッチを組んで頂きありがとうございます。渋谷選手もありがとうございます。今回もいろんな思いがあって臨んで、ジムの関係者・先輩・後輩、友達に感謝したいんですけど、一番支えてくれた山崎さん、ありがとうございます。114日に結婚して側にいてくれる妻に感謝したいと思います。ありがとう。チャンピオンといっても暫定なので、もっともっと精進して頑張っていきますのでよろしくお願いします」は感謝と喜びを語った。

※全試合結果はこちら

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