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【ONE】”破壊神”ロッタンが闘志剥き出しの激勝!豪打連発も“パンチ顔面受け挑発”でまさかのスプリット判定

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2021/02/26(金)UP

闘志剥き出しでパンチを叩き込むロッタン(左)©️ONE

ONE Championship
『ONE: FISTS OF FURY』
2021年2月26日(金・日本時間)

▼フライ級 キックボクシング
○ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
判定 2-1
●タギール・カリロフ(ロシア)
※アレハンドロ・リーバス(スペイン)が衛生安全プロトコルの都合により出場辞退、代わりにカリロフが出場

お馴染みのダンスをしながら入場するロッタン©️ONE

 ロッタンは、18年6月に初来日し、RISEのリングで那須川天心を追い詰めたことでインパクトを残して、日本でもおなじみの選手となった。その後、ONEに活躍の場を移して、19年8月にONEムエタイフライ級王座を獲得している。強烈な左右の蹴りとパンチで真っ向勝負を挑む姿が印象的なファイターで、”破壊神”の異名を持つ。今回が、ONEではキックルールが初となる。

 対するカリロフは、日本で武居由樹や村越優太と拳を交えたアレハンドロ・リーバスの欠場を受けて急遽参戦が決まった、タイ・プーケットのレボリューション・ジム代表の28歳。WMC I-1グローバルチャンピオンで、プロ戦績は22勝7敗2分。被弾を恐れないファイトスタイルが持ち味のファイターだ。

強烈なプレッシャーで相手をケージに貼り付けるロッタン(左)©️ONE

 1R、ロッタンが早速ワンツーで襲いかかる。カリロフは右ローで応戦し、左ミドルを蹴り込む。ロッタンがどんどんプレッシャーをかけて、左右フックから右ストレートを見舞う。タギールのパンチには、ロッタンがノーガードで挑発。相手のパンチを顔で受ける。左ボディから右ストレートをクリーンヒットさせたロッタンに、タギールは左ミドルを蹴る。ゴング後、早くも雄叫びを上げるロッタン。
  
 2R、スイッチを見せるカリロフに、ロッタンが詰めて左ボディフックをめり込ませる。カリロフは下がりながらも左フック、右ローを出す。ロッタンは右ストレートを2度、カリロフにヒットさせ、圧力をかけ続ける。カリロフは左ミドルを出すが、若干苦しそうな表情を見せる。

激しく打ち合う両者©️ONE

 3R、ロッタンが左ボディからパンチをまとめていく。さらに右のオーバーハンドをヒット。その攻撃に耐えるカリロフが右のバックブローをヒットさせると、ロッタンが挑発して、再びノーガードに。ガンガン前に出続けるロッタンが闘志を剥き出しにして、左右のフック、右ローを出し続け、終了のゴングが鳴った。

 終始攻め続けていたため、ロッタンの圧勝かと思われたが、ノーガードの挑発で顔面にパンチを直接もらう行為がスコアに響いたか。判定はスプリットになってしまった。とはいえ、判定2-1でロッタンが、ONEキック初戦を勝利で飾った。

▶︎次ページ(動画)は、ロッタンが闘志剥き出しの挑発ノーガード戦法

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