【ONE】キック王者エナッシが強敵スーパーレックを下し防衛成功!ロッタンとの対戦を快諾、MMA挑戦も
ONE Championship
『ONE: FISTS OF FURY』
2021年2月26日(金・日本時間)
▼フライ級 キックボクシング 世界タイトルマッチ
○イリアス・エナッシ(オランダ / モロッコ/王者)
判定 3-0
●スーパーレック・キアトモー9(タイ/挑戦者)
※エナッシが2度目の防衛に成功
エナッシは、14年と16年に日本に来日し、森井洋介や町田光などの選手と拳を交えている。19年8月にONEに参戦すると、ペッダム・ペッティンディー・アカデミーを3R KOで仕留め、圧倒的な実力を見せて、ONEキックボクシング世界フライ級王座を戴冠した。続く11月には初防衛に成功している。
対するスーパーレックはルンピニーのフライ級、バンタム級王座、WBCムエタイ世界王座など多くのタイトルを獲得してきた大ベテラン。20年7月大会ではパンパヤック・ジットムアンノン、9月にはファディ・カレッドに勝利し、今回のタイトル戦に挑むことになった。
1R、エナッシが左の前蹴り、スーパーレックはしっかりガードを上げて右ローを放つ。エナッシは左右にスイッチしながら、フットワークを使う。
スーパーレックの後ろ蹴りがエナッシのローブローにまともに入ってしまう。再開後、スーパーレックの右ミドルに、エナッシがワンツーを見舞う。サウスポーで左ミドルを蹴るエナッシ。
2R、今度はスーパーレックが、自分から前に出て右ローを蹴る。左の前蹴りで牽制するエナッシ。ワンツーで入っていくスーパーレックが、左ミドルからのフックのコンビネーションを見せる。圧をかけるのは、スーパーレックだが、エナッシが左右に回ってサークリングするため、右ローは単発となる。
3R、コンパクトなフックをヒットさせたエナッシが、左のヒザで前に出る。スーパーレックは、圧力をかけて追いかける展開に。右ミドルを強打するスーパーレックに、エナッシは左アッパーを繰り出す。ステップで回り続けるエナッシに、スーパーレックは右ミドルを狙い撃ち。何度も右ミドルをエナッシの腕にヒットさせるスーパーレック。
4R、スーパーレックの右ローに、エナッシがワンツーを繰り出す。スイッチを見せるエナッシに、スーパーレックが右ミドルを多用する。エナッシは随所で左ボディフックなどのパンチを振るう。右ミドルでバランスをくずさせるスーパーレックは、勢い付き右ハイキックも狙う。
5R、これまで通り右ミドルを共振するスーパーレック。エナッシはステップは踏にながらも、スーパーレックの前進には左フックをカウンターで狙う。右ミドルを蹴り続けるスーパーレックの手数は落ちない。真っ直ぐに伸びる右ストレートを見舞うスーパーレックに、エナッシは左のパンチを振るう。
判定では、ジャッジは3名とも、終盤に蹴りを何度もヒットさせたスーパーレックではなく、序盤からフットワークとパンチのコンビネーションを見せたエナッシを支持。エナッシが判定勝利し、防衛した。
試合後には、本日の試合で勝利したロッタンがケージ上に姿を現した。エナッシは、ロッタンとの戦いについて尋ねられると、これを承諾し「私はチャンピオンだし、彼もチャンピオンだ。チャンピオンvsチャンピオンの戦いだ」と宣戦布告。さらに、「この試合の後に、私はMMAに行って、デメトリアス・ジョンソンとタイトルマッチができたらと思います」と衝撃の発言を残した。
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