【RISE】那須川天心が志朗に判定完勝、神スピードと圧力で2度の対決を制す
RISEクリエーション株式会社
『RISE ELDORADO 2021』
2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ
▼メインイベント(第11試合) SuperFight! バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
〇那須川天心(TARGET/Cygames/RISE WORLD SERIES 2019 -58kg級王者、初代RISE世界フェザー級王者)
判定3-0 ※3者30-28
●志朗(BeWELLキックボクシングジム/RISE DEAD OR ALIVE 2020 -55kg~那須川天心挑戦者決定トーナメント~優勝、ISKAムエタイ世界バンタム級王者)
両者は2019年9月のRISE世界トーナメント(-58kg)決勝で対戦し、互いに技を読み合う心理戦を繰り広げた後に那須川が判定勝利。その後、志朗は昨年11月に開催された那須川への挑戦権を懸けたトーナメントで優勝を成し遂げたため、再び両雄が激突することとなった。
那須川が「適正階級」という55㎏での試合は2017年11月以来、3年3ヵ月ぶり。「自分でも制御できないくらい動くのでは」という那須川が前回以上に圧倒するのか、あるいは志朗が那須川にプロ初黒星を与えるのか。
1R、那須川は左の前蹴り、ミドルを飛ばす。続いて放つ左インローもスピードがある。那須川はジリジリと前に出て左ミドルを連打。だが、志朗もこれを受けても崩れない。那須川はストレートの後で左ミドルで志朗のわき腹をとらえる。続いて那須川は再び左ストレート。那須川はさらにセンチャイキックを見せるが、志朗はブロックする。
2Rも那須川はジリジリと歩を進め、パンチから放つ左ミドルで志朗のボディを再びとらえる。志朗も右ミドルを返すが、那須川はすぐさま左ボディフックをリターン。那須川はハイ、飛びヒザと速い攻撃を繰り出すが、志朗はクリーンヒットさせない。そして右ミドルで那須川の腕を蹴っていく。
3R、志朗の右ミドル、右ローに那須川も左ミドル、左ローを返す。那須川が飛びヒザ、カウンターのストレートと飛ばしてくるため志朗は警戒して進める。リング中央に進む志朗だが、那須川は右ジャブ・左ストレートをヒット。志朗を攻め込ませない。志朗はバックブローを放つが、那須川が中に入ったためヒジが当たってしまい、一時インターバルが取られる。再開し残り時間が少ない中、両者力を込めたパンチを振るうが、互いにクリーンヒットは上げられず終了となる。
判定は30-28、30-28、30-28の3-0で那須川。再び志朗を退けた。
勝利した那須川はグローブを外した後でマイクを取り「今日はこういう状況で来てくださりありがとうございました。キックボクシングはいろんなパターンがあると思いますがこういう究極の心理戦、究極の駆け引きができて、その上で差をつけて勝つことができて自分も強くなれたかなと思います。そういう駆け引きできたのが嬉しいし、成長させてくれた志朗くん、ありがとうございました。僕がキックにいる時間ってなかなか少ないんですよね。RISEに恩返しをして、キックにいる間は無敗で駆け抜けたいと思います。これからも那須川天心を、RISEを応援してください」とマイクで語り、リングを後にした。
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