【RISE】ムエタイ超強豪対決は梅野源治がダウン奪いノラシンに勝利
RISEクリエーション
『RISE ELDORADO 2021』
2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ
▼第6試合 -61kg契約 3分3R
〇梅野源治(PHOENIX/BOMライト級王者、元ラジャダムナン・スタジアム認定ライト級王者)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-26
●ノラシン・スペチアーレジム(Speciale gym/元ルンピニースタジアムライトフライ級王者、元ルンピニースタジアムフライ級王者、元ラジャダムナンスタジアムライトフライ級王者)
梅野は“日本ムエタイ界の至宝”と呼ばれ、WPMFスーパーフェザー級王座、WBCムエタイスーパーフェザー級王座、そして2016年にはムエタイ二大殿堂の一つ、ラジャダムナンスタジアム認定ライト級王座など、数々のベルトを獲得してきた。
RISEには2019年9月にRISE -61kg世界トーナメント決勝で白鳥太珠にKO負けして以来の参戦。「距離が合わず、19年のトーナメント決勝では悔しい思いをした」という梅野、今回はヒジ・首相撲のないRISEルールへの対策を積んで来たという。
対するノラシンはルンピニースタジアムではライトフライ級とフライ級の二階級制覇。ラジャダムナンでもライトフライ級王座を戴冠している超強豪だ。07年のムエタイ最優秀選手にもなっており、ボクシングでもABCOスーパーフライ級王者、ABAパンアジアスーパーフライ級王者の二冠を達成。
現在はRISEスーパーフライ級王者・大崎一貴が所属するOISHI GYMでトレーナーを務めており、テクニックでプロ選手たちを翻弄しているとのことだ。試合前のコメントでは「梅野選手は私の敵ではない、KOします」と自信をのぞかせたノラシン、ムエタイ強者同士がRISEのリングで激突する。
1R、序盤から小刻みにリズムを取りながらミドル、ローを飛ばす梅野。178㎝の梅野に対し163㎝のノラシン、かなりの身長差がある中ノラシンはタイミングを見て思い切りパンチを振って前に出ていく。するとノラシンの右オーバーハンドに梅野がカウンターの右ストレート。これがキレイに顎をとらえ、ノラシンはパンチを空振りしながら崩れ落ちるようにダウン。しかしノラシンはすぐ立つと再び大振りのパンチで前に出る。梅野も打ち返してラウンド終了。
2R、リーチ差を活かして長いジャブ、ミドルを当てる梅野。ノラシンは飛び込んで右フックにボディストレート。対する梅野はジャブ、インロー、前蹴りと上下に攻撃を散らす。ノラシンはローも返しつつやはり一発のパンチ狙い。しかし近距離になると梅野がショートのアッパーを当てる。
3R、変わらずミドルの梅野、しかしローに行ったところでノラシンのフックが当たり、梅野がバランスを崩す。前に出るのはノラシン、梅野はガードを固めつつ、ジャブ、インローを的確に当てていく。終盤になるとノラシンは疲れたか手数が減り、最後は攻めきれず。ダウンを奪った梅野がムエタイ対決を判定で制した。
試合後マイクを持った梅野は、今回の試合に向けパンチのテクニックを教わったという元RISEバンタム級王者、元プロボクサーの久保賢司に感謝の言葉を述べてリングを降りた。
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