【RISE】“女王”寺山日葵、女子空手家・田渕涼香の必殺の右を封じ勝利
RISEクリエーション
『RISE ELDORADO 2021』
2021年2月28日(日)神奈川・横浜アリーナ
▼第8試合 SuperFight! ミニフライ級(-49kg) 3分3R延長1R
〇寺山日葵(TEAM TEPPEN/RISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020優勝、初代RISE QUEENミニフライ級王者、第8代J-GIRLSミニフライ級王者)
判定3-0 ※3者とも30-29、30-29、30-29
●田渕涼香(拳聖塾/第22回全日本少年少女空手道選手権大会 高校生女子軽量級優勝)
寺山は那須川天心、白鳥大珠と同門のTEAM TEPPENに所属し、昨年のRISE GIRLS POWER QUEEN of QUEENS 2020のトーナメントを制して、日本女子最強の座に君臨。長い手足から繰り出される蹴り技が持ち味だ。当初、ロッタン・ジットムアンノンの推薦選手であり、恋人でもあるアイーダ・ルークサイコンディン(タイ)と対戦予定だったが、新型コロナウイルスの影響で海外選手の入国が困難となり、急遽、田渕と対戦が決まった。
その田渕は昨年12月にはRISE初参戦ながらフライ級暫定王者・小林愛三の相手に大金星を挙げ、一躍知名度を上げた選手。フルコンタクト空手をベースとし、世界総極真や全日本極真連合会など全国レベルのジュニア大会で優勝を重ねてきた。。キックボクシングは空手と並行して18年からプロの舞台に上がり、4勝4勝3KO、KOは全て右ストレートで仕留めており、小林愛三戦でも右ストレートでダウンを奪っている。
今回の試合は小林愛三戦を見た寺山が『日本人でやりたいのは、田渕選手』と逆指名したことで実現した。
1R、互いに遠い距離からローを飛ばすも届かず。前蹴りから進んで得意の右ストレートは田渕、寺山は冷静に見て前蹴りや細かいローを積み重ねていく。飛び込んでいく田渕、その打ち終わりに寺山も右ストレート。
2R、前蹴りから距離を詰めて右ストレート狙いの田渕だが空を切る。寺山もそれにショートのパンチを合わせる。左右のストレートに加えインとアウトのローを蹴り分ける寺山に対し、田渕は攻撃のパターンが少なく攻めあぐねる。寺山の右ストレートで田渕がバランスを崩す場面も。
3R、ミドル、ハイキックも見せる田渕に寺山は自分の距離を保って田渕の打ち終わりに蹴りを返す。田渕は後ろ回し蹴りも寺山はスウェーでかわす。終盤、前に出てくる田渕だが寺山はそこにパンチのカウンターを合わせる。試合終了直前、田渕の右ストレートが遂に顔面を捉えるがここでゴング。判定はジャッジ三者とも寺山を支持。女帝・寺山が一枚上回るテクニックを見せて無敗の田渕を退けた。
試合後、寺山はリング上で田淵の右ストレートを最後まで警戒していたことを告げ、「急なオファーに受けてくれてありがとうございました」と頭を下げた。
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