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【DEEP JEWELS】ミクロ級王者・大島沙緒里が電光石火“45秒”の秒殺一本勝ち、ベテラン富松恵美をアームロック葬

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2021/03/07(日)UP

ガッチりと富松の左腕を取る大島(左)

DEEP事務局
『skyticket Presents DEEP JEWELS 32~アトム級GP2021開幕戦~』
2021年3月7日(日)東京・後楽園ホール

▼第8試合 DEEP JEWELSアトム級GP 一回戦 ④  5分2R MMAルール
〇大島沙緒里(AACC)
一本 1R0分45秒 ※アームロック
●富松恵美(パラエストラ松戸)

足を刈りにいく大島(左)

 大島は名門・東海大学柔道部出身で、2014年「全日本ジュニア柔道体重別選手権大会」女子44kg級で優勝し、卒業後も社会人選手として活動していたが、結婚・出産を機に競技を離れた。しかし19年4月にAACCの門を叩いてMMAに転じ、アマ修斗全日本選手権優勝を経てプロデビュー。昨年9月、DEEP女王しなしさとこにTKO勝利している、にっせーをテイクダウンからのパウンドで降しDEEP女子ミクロ級王者に輝いた。

腕を取りながら、富松を後方に回す大島

 対する富松は女子プロレスラーから2006年にMMAへ転向。ブラジリアン柔術黒帯を持ち、打撃にも磨きをかけ『DEEP JEWELS』のトップ戦線で長く活躍してきた。RIZINに参戦した石岡沙織にチョークスリーパーで一本勝ちしているほか、タイトルマッチ経験もあるベテラン選手で、昨年9月にRIZINでRENAに判定で敗れたが、グラップリングの強さを見せつけた。

大島がアームロックを極めた瞬間

 大島は左フックからタックルで組みつき、足を刈ってテイクダウン。そしてバックについてのスリーパーを狙う。これは防いだ富松だが、大島はアームロックの形に腕を取ってサイドポジションになり、そこからアームロックを極め切り富松がタップ。わずか45秒の圧巻の一本勝利を決めた。

勝利に喜ぶ大島(右)

 マイクを取った大島は「富松選手ありがとうございました。前回パク・シウ選手に負けてしまって、負けた後の試合はすごく怖くて、最後の調整まで阿部代表に『しっかり休んで』と言われるぐらい調子が悪くて、怖さでいっぱいだったんですけど、今日勝てて本当によかったです。私は1年前にここ後楽園ホールでデビューしました。ベルトを取った思い出の場所でもある後楽園ホールです。そんな後楽園ホールで5月は準決勝と決勝、同じAACCの本野美樹と伊澤星花選手のタイトルマッチがあります。ぜひ後楽園ホールに来て応援してください。よろしくお願いいたします」と5月大会の来場を呼び掛けた。

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