【K-1】近藤魁成が右拳を封印、左ジャブで鮮血に染め判定勝利
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~ K’FESTA.4 Day.1~』
2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター
▼第8試合 スーパーファイト/K-1ウェルター級/3分3R・延長1R
○近藤魁成(大成会館/キックボクシングジム3K)
判定2-0 ※29-29、30-28、30-28
●マキ・ドゥワンソンポン(真樹ジムAICHI)
近藤はK-1甲子園2017,18と -65kg2連覇を果たした19歳。昨年8月のKrush第7代ウェルター級王座決定トーナメント決勝で右手首の負傷で試合続行不可能となり、レフェリーストップで悔しいTKO負けで王座に届かず。怪我を癒し、今回が再起戦となる。
対するドゥワンソンポンはムエタイでは100戦以上の戦績を誇る猛者だ。得意技はパンチから右の蹴り、もう一つはパンチからのテンカオ(ヒザ蹴り)と語る。K-1はムエタイとは違い首相撲やヒジ打ちは無いが、1年くらいK-1ルールの研究をし、戦い方がわかっているという。
1Rは互いに単発のみで様子見。近藤はジャブや前蹴りで牽制、ドゥワンソンポンはじわじわ詰めながらロー、右ミドルを放つ。中盤から近藤の左インローが目立つも、臆せず前へ詰めロー、ミドルを返すドゥワンソンポン。ラスト30秒、近藤が詰めてパンチラッシュからのさらにインロー。ゴングが鳴り、ドゥワンソンポンは鼻血を出している。
2R、ドゥワンソンポンは右ミドルを狙い、近藤は冷静に下がりながらジャブ、足インローを続ける。
1Rからほぼ右のパンチを出さない近藤。今回は右手首骨折からの復帰戦だったが、右手の調子が完全ではないのか。
ドゥワンソンポンはジャブを食らいながらも、ボディフックからミドルと畳みかける連撃。近藤は左ジャブのみで対応し、ドゥワンソンポンの鼻血がひどくなる。しかしドゥワンソンポンは、右ボディから右ミドルと、徹底して近藤の左腕、左脇腹を狙い続ける。
ラスト10秒、打ち疲れガードの下がったドゥワンソンポンに近藤の右フックが入ると、形成逆転。左フックのみの連打でドゥワンソンポンをロープにまで詰める近藤だったが、仕留め切れずゴングが鳴った。
3R、近藤は徹底して前蹴り、ジャブをヒットさせ、ドゥワンソンポンは右ミドルからボディと両者戦法は変わらず。後半、近藤はドゥワンソンポンの右ミドルを左腕で受けすぎたか、ジャブが出ず、代わりにカウンターのヒザ蹴り。
終盤は近藤はパンチを出さずプッシングで前進、ドゥワンソンポンは、更にミドルを叩き込む。鼻血で上半身全体を真っ赤に染めつつも右ミドルを叩き込み続けたドゥワンソンポンの攻勢が印象的なラウンドだ。
判定は29-29のドローが一者ついたが、2者が30-28。近藤が2−0で判定勝利した。
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