【K-1】元王者・卜部功也、豪腕の蓮實光を翻弄し勝利
K-1実行委員会
『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~ K’FESTA.4 Day.1~』
2021年3月21日(日)東京ガーデンシアター
▼第10試合 スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R
○卜部功也(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
判定3-0(30-28、30-27、30-29)
●蓮實 光(パラエストラ栃木)
元K-1ライト級&スーパーフェザー級王者の卜部功也は、19年3月の「K’FESTA.2」で世界最強トーナメント優勝者・林健太に延長判定で敗れて王座陥落。続く7月のKrush後楽園大会で日本vs中国・全面対抗戦の大将に選ばれるが、ジュー・シュアイにまさかの1RKO負けを喫した。引退を考えるも、昨年9月のK-1大阪大会で1年2か月ぶりの復帰。篠原悠人に判定勝利を収めて、今年は「勝負できる年」と言い切る。
蓮實は、柔道をバックボーンにMMAでデビューし、ミャンマーラウェイでの戦いも経験してきた異色のファイター。カーフキックからの豪腕パンチを武器に、昨年は3月『K’FESTA.3』で東本央貴、続く7月のKrush後楽園大会では大沢文也といった実力者たちをKO。12月のK-1両国大会で朝久泰央に敗れるも、最後まであきらめない熱いファイトで会場を沸かせた。
1R、蓮實は身体の強さを活かして粗削りな前身でプレッシャーをかけにいく。これを迎え撃つ卜部は対照的とも言うべき典型的テクニシャン型で、ヒット・アンド・アウェイを華麗にこなす「アンタッチャブル」で蓮實を闘牛士のように翻弄し始める。
2R開始直後、卜部が左ストレートを一閃。だが、ここからの流れで放った左ローが蓮實の急所に入る。蓮實の集中力がこれで途切れたか、続けて卜部の左ストレートがさらに入ってしまい蓮實がダウン。ローブローが前提にあるため、ダウンは「無効」として試合がしばらく中断された。
3R、開始早々に蓮實がラッシュをしかける。鼻血はおびただしく呼吸も苦しそうだが、攻撃を休めない。それを卜部は強烈な左ミドル、そして巧みなステップワークで蓮實をシャットアウト。判定も30-28、30-27、30-29。急所攻撃もあったが、ほぼ完封といえる勝利だった。
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