【UFC】“次世代スター”ショーン・オマリーが圧巻のTKO勝利!強打対決でアウメイダを沈める
WME-IMG
『UFC 260』
2021年3月28日(日・日本時間)アメリカ・ネバダ州ラスベガス/UFC APEX
▼バンタム級 5分3R
〇ショーン・オマリー(アメリカ)
TKO 3分52秒 ※左フック→パウンド
●トーマス・アウメイダ(ブラジル)
デビューから17戦全勝でUFCと契約すると4連勝(3連続TKO勝利)と快進撃を続けていたアウメイダだが、16年にコディ・ガーブラントにTKOで初黒星を喫すると状況は一変。次戦ではTKOで勝利するもその後は3連敗と現在は崖っぷちの状況だ。
対するオマリーはデビューから12戦全勝だったが前戦では試合中に足首を負傷したことが影響しTKO負けで初黒星。互いに復活勝利を賭けての試合となった。
これまで17TKOを誇るアウメイダと、コナー・マクレガーのような鋭いパンチを武器に7TKOのオマリー。互いに一発で決める打撃を持つだけにスリリングな試合が予想される。
1R、サウスポーからオーソドックスとスイッチを繰り返しながらリーチのあるストレートを飛ばすオマリー。アウメイダはしっかりとガードを上げローキック、踏み込んでパンチの連打。オマリーはバックスピンキック、前蹴りをボディへ的確にヒットさせる。さらに左ハイを出すとヒザがアウメイダの顔面を捉え、ふらついて下がったアウメイダを左ストレートでダウンさせる。
試合終了と思い追撃せずに振り向いたオマリーだが、レフリーはストップせず。アウメイダも立ち上がり試合は続行となる。オマリーは戸惑ったものの、攻め急がず、バックスピンキックや飛びヒザも出す余裕を見せる。ラウンド終盤にはアウメイダも回復してきたかステップを踏んで前に出るようになる。
2R、細かくフェイントをかけながら速いストレートはオマリー。アウメイダはガードを固めてローキックを狙う。オマリーはサイドキックでアウメイダのヒザ関節を蹴ると、自分の距離を保ちつつ前蹴りも当てる。さらにアウメイダを金網へ詰めるが一発を警戒してか無理して攻めに行かない。飛びヒザを放ったオマリーだがかわされ転倒。そこへアウメイダがパウンドを当てる。
3R、オマリーは細かく構えをスイッチしながらパンチのタイミングを窺う。アウメイダは変わらずガードを上げてジリジリと詰めていく。距離が近づくとフックを振るうアウメイダだがオマリーはスウェーやプッシングなどのテクニックで見事にかわす。それでもアウメイダが前に出て右のパンチを振ってきたところに、オマリーは左の打ち下ろしでカウンター!
転がるように倒れたアウメイダにオマリーはまたも試合終了と思い追撃せずにいたが、続行となると倒れたアルメイダへ悠然と歩いて近づき右のパウンド一発。今度はレフリーもストップし、圧巻のTKOでオマリーが復活勝利を挙げた。
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